著者プロフィール

井手裕介Yusuke Ide
1992年1月4日、埼玉県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。172cm、52kg

ロングトレイル奮踏記
「See You On The Trail」
4200km踏破で見えたもの。
10月の中旬、大型台風が日本を直撃したその日、僕は日本に帰ってきた。前日まで厄介になっていたのは、サンタモニカに住むJessic… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/12/13

ロングトレイル奮踏記
前へ進めない。でも歩きたい。
臆病風がトレイルに吹き荒れる。
動悸でうなされた僕に朝はやってきた。頼みもしないのに、太陽が顔を出すより、ずっと前に。White Passの茶屋に併設されたモーテ… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/12/04

ロングトレイル奮踏記
雷と雹で足止めされ、残雪で滑落。
PCT終盤で思い知らされた山の怖さ。
ワシントンとオレゴン州境の町Cascade Locksを出てから3日目のこと。予定では飛ばすつもりだった、小さなコミュニティに降りてき… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/11/10

ロングトレイル奮踏記
身軽な立場のハイカーが考えた、
「守るもの」と「幸せ」の意味。
「全米が泣いた」「全米が震えた」映画の宣伝などで使われる、こうした文句に胡散臭さを感じてしまうのは、そこに明確な指標、数… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/11/02

ロングトレイル奮踏記
下痢と腹痛に悩まされながら、
自らの足でオレゴンへ辿り着く。
ヘンプのTシャツに、良い感じに色落ちしたジーンズを腰履き。軽くロールアップした裾からは、タトゥーが覗く。足元にはエスパド… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/10/17

ロングトレイル奮踏記
「孤独」の深さを教えてくれた、
60代のひねくれた友達。
本棚から年季の入った『暮しの手帖』を取り出していると、Tedが朝食をテーブルに運んでくれる。「どうして女ってのは料理の写真… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/09/08

ロングトレイル奮踏記
雨中のシエラネバダでの遭難と、
歩くことが求める「謙虚さ」。
「Stay hungry, stay foolish」故スティーブ・ジョブズが、'05年にスタンフォード大学の卒業式で生徒に語った言葉だ。僕は彼の恩… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/08/08

ロングトレイル奮踏記
「熊缶」を携えて峠を歩き、
アメリカ本土最高峰で見た朝日。
テントを叩く雨音は、次第に強くなる。昨日は美しく感じたカリフォルニアの霧雨が、今は大きな粒となって僕を濡らし、体温を奪う… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/07/21

ロングトレイル奮踏記
ハイカーたちの「天国」と、
モハベ砂漠で出会った“昔の友達”。
アメリカの大手アウトドアマガジン『backpacker』誌の最新号のタイトルは「HIKER HEAVEN」。奇しくも、僕が「Agua Dulce」(アグ… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/07/11

ロングトレイル奮踏記
道に迷い、ヒルに襲われるも……、
「トレイルが日常、街が非日常」に。
今日もまた、歩いている。歩いていると、お腹が空く。まして、山と山をつないだダイナミックな自然歩道であり、売店などのないパ… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/06/14

ロングトレイル奮踏記
5月の雪と初めてのヒッチハイク……。
「まさか」の連続と出会っていく。
歩いている。犬も歩けばなんとやら、で、パシフィック・クレスト・トレイルを歩いていると、予想以上に多くの出会いがある。ハイ… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/05/29

ロングトレイル奮踏記
メキシコ国境からPCTハイク開始!
ガラガラヘビ&エンジェルと出会う。
4月22日、出発日の朝だ。時差や機内泊のことを考え、昼前までゆっくり寝ていようと考えていた。それでも、気持ちが昂ぶっている… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/05/14

ロングトレイル奮踏記
就活より大切な“今”を求めて――。
米国パシフィック・クレスト・トレイルへ。
「あなたのカナダへの入国を許可します。ただし、トレイルを徒歩で経由した場合に限る」 2週間前、帰宅してポストからエアーメ… 続きを読む
井手裕介Yusuke Ide
その他スポーツ
2013/04/22