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相撲界も学ぶべき?
不祥事から再生する方法。
~MLBが今も愛される理由~
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byYukihito Taguchi
posted2011/03/06 08:00
今年引退を発表したヤンキースのペティットも、薬物使用を正直に認めて“再生”した一人
八百長問題で大相撲が無期限中止となった。相次ぐ不祥事で角界は窮地に追い込まれているが、米国の国技と言われるメジャーリーグも歴史上、数々の騒動でファンの期待を裏切り、それらの失敗を糧にしながら再生してきた。
1919年、ホワイトソックス対レッズのワールドシリーズで八百長が発覚し、マフィアから賄賂を受け取った8選手が刑事告訴された。その中には、映画『フィールド・オブ・ドリームス』にも登場する“シューレス・ジョー”ら人気選手も含まれ、大騒動に発展した。結果的に、大陪審では情状酌量の余地があるとして無罪となったが、この事件を機に中立的な組織としてコミッショナー制度を導入。新たに招へいされた初代ランディス氏は8選手を永久追放した。