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ホワイトソックス村上宗隆「僕たちは強いチーム」証明し続けたメジャー1年目「低評価スタート→35本塁打」多い?少ない?アメリカでのリアル評価 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/11/07 11:02

ホワイトソックス村上宗隆「僕たちは強いチーム」証明し続けたメジャー1年目「低評価スタート→35本塁打」多い?少ない?アメリカでのリアル評価<Number Web> photograph by Yuki Yamada

シャンパンファイトで弾けた笑顔を見せる村上

 振り返れば、移籍の決断の時も逆風だった。ヤクルトでシーズン56本塁打、三冠王という実績を築き、昨オフにポスティングシステムで海を渡った。米メディアでは8年1億8000万ドル(当時約280億円)など、100億円を大幅に上回る大型契約の予想もあった。しかし、実際に結んだ契約は2年総額3400万ドル(契約当時約54億円)。空振りの多さや守備、速球への対応を不安視する球団があり、契約期間は想定より短く、正式なオファーはホワイトソックスだけだった。2027年オフには再びフリーエージェント(FA)市場へ出る。メジャーで実力を証明する2年間の始まりでもあった。

 新天地は優勝候補とは見られていなかった。2024年には近代MLBでワーストの121敗。2025年も102敗を喫し、チームは再建途上にあった。だが、村上の受け止め方は違った。

「僕らはプロである以上、勝つことが一番だと思う。弱いと決めつけるのは、記者の人たちだけなので。僕らは毎回、勝つ気持ちでいますし、強いチームだと思って戦っています」

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 過去の成績を理由にチームを弱いと決めつける周囲の見方に反発した。この1年、村上は常にこの類いの世論への反骨心があった。ともに戦う仲間と、勝てば素直に喜びを共有し、次の勝利を目指す。負ければ悔しがり、どうしたら勝てるか方法を探し、その準備に最善を尽くす。その思いと行動は、クラブハウスで常に一致していた。

「大学の野球部のようなチーム」仲間との絆

 村上の1年目を成功、と定義するならコミュニケーション能力も大きな要因だ。限られたボキャブラリーで積極的にチームメートに話しかけ、異文化に飛び込み、新しい環境になじもうと努めた。

「本当にここが自分のホームのような気持ちにもなれた。本当に感謝しかない」

 若手の多いチームは、選手それぞれが「大学の野球部のようなチーム」と表現することもあれば、「友達と一緒に戦っているようなチーム」というほどの絆や友情、団結があった。

 衝撃のデビュー3連発でインパクトを与えた。3月26日(同27日)の開幕戦から3試合連続本塁打。5月1日(同2日)の13号で一時はMLB単独トップに立ち、5月16日(同17日)のカブス戦では初の1試合2本塁打。5月は26試合で打率.244、8本塁打、18打点、OPS.938を記録し、ア・リーグ月間最優秀新人に選ばれた。

【次ページ】 「これがすべて」低迷チームを勝たせる喜び

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