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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「僕の思い、記事にしてもらえますか?」なぜ元DeNA三嶋一輝はプロゴルファーに挑むのか? 胸中を激白「投球とゴルフの動きは通ずるものがある」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byWataru Sato
posted2026/11/06 17:01
昨季限りで現役を引退し、多忙を極めていた三嶋。なぜ今、プロゴルフへの挑戦を決めたのか? 三嶋が筆者に連絡を入れた真意とは
「なれるわけない」という言葉を覆して生きてきた
36歳の挑戦。無理だ、無謀だ、という意見も巷にはあるが、プロ野球時代に散々辛酸をなめつつも、それをはねのけてきた男である。周りの言葉にブレたり惑わされることはない。三嶋は顔を上げて言う。
「僕が小学生や中学生のとき『プロ野球選手になりたい!』といったら、周りからは『お前がなれるわけがない』と言われていたんですよ。けど身をもってその意見を覆してきた経験がありますし、人生なにが起こるかわからない。とにかく今は夢中になってトライしたいし、もっと上手くなりたい。
誤解を恐れずに言えば、プロになることが目標というわけではないんです。ただその道中で悔しかったり、それを超えていくために必死になったりしたいんですよ。だから本当にこうやってまた熱中できるものに出会えたことに感謝しているし、どうなるかわからない自分をね、ぜひ見て欲しいと思っています」
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三嶋と話していて強く感じるのは「今をいかに生きるべきか」ということである。振り返れば、国指定の難病である胸椎黄色靱帯骨化症を患ったときには、プレーだけではなく、歩行困難に陥り、日常生活もままならないこともあった。人間いつ“今”を失うかわからない。
その経験があるからこそ、生への執着というのか、身を焦がすほどの生き方を求めているのではないかと察してしまう。
同じ難病を患う人を前向きにできれば
三嶋は真摯な表情で静かに語る。
「病気をした後、なかなか野球では上手くいきませんでした。もし僕がゴルフで成績を残してまた注目されるようなことがあれば、黄色靱帯骨化症という難病を患っている人を前向きにさせることができると思うし、体が動くうちはどんどん挑戦していきたいんです」
そう言うと三嶋は表情を緩めた。
「周りの人に『またアイツなんかやっているよ』と言われても、そう思われながらやっている方が絶対楽しいし、やりがいもあるし、いい影響を与えられると思うんです。だからね、これからも病気のことを背負いながら、やっていこうと思います」
飽くなき挑戦あってこその三嶋一輝。これから18ホールで逃げ場のない孤独な戦いが待っている。結末はどうあれ、必死の思い、必死の力で、夢中と集中をコントロールしながら歩んだその先になにを見つけるのか、またぜひ聞かせて欲しい。
〈全2回の2回目/はじめから読む〉
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