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「僕の思い、記事にしてもらえますか?」なぜ元DeNA三嶋一輝はプロゴルファーに挑むのか? 胸中を激白「投球とゴルフの動きは通ずるものがある」 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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photograph byWataru Sato

posted2026/11/06 17:01

「僕の思い、記事にしてもらえますか?」なぜ元DeNA三嶋一輝はプロゴルファーに挑むのか? 胸中を激白「投球とゴルフの動きは通ずるものがある」<Number Web> photograph by Wataru Sato

昨季限りで現役を引退し、多忙を極めていた三嶋。なぜ今、プロゴルフへの挑戦を決めたのか? 三嶋が筆者に連絡を入れた真意とは

 話が合致したのは、投手の下半身の動きと、上半身の連動だった。現役時代、当時の木塚敦志コーチから「マウンドを足で掴め!」と耳が痛くなるほど指導され、徹底して下半身を鍛えてきた三嶋は、極端なことを言えば“足でボールを投げる”といった感覚を持っていた。それもゴルフに通ずるのではないかと中嶋プロに伝えると、意見が合い、話に花が咲いたという。いわば“足でショットする”。これをきっかけに中嶋プロに指導を受け、プロテストを目指すことになった。

 さて肝心の腕前だが、現役引退時に雑談でスコアを訊いたときは、18ホールの合計打数が基準の『72』ぴったりで回れるパープレイヤーだったように記憶している。プロ野球界ではこのスコアを出せる選手はなかなかおらず、アマチュアゴルファーにとっては最高峰の領域だ。プロでも調子が悪ければ達成できないスコアである。

現在のベストスコアは「65」

 あれから1年弱経とうとしているが、どれほどのスコアになったのだろうか。そう問うと三嶋は冷静に言った。

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「えーと、ベストスコアは『65』ですね」

 えっ、と耳を疑った。一般的な標準コースであれば『7アンダー』ということになる。スコアだけ見ればプロにも引けを取らない。もちろんコンスタントに出せるスコアではないと三嶋は言うが、プロテストに挑むだけの腕前であることは間違いない。

「もう普通にパープレーが出るようになって、もちろん日によっては『80』叩くこともありますけど。初めて行くコースだったり、天候だったり、同じ条件というのはないので難しいですが、そこもまた面白いところですよね。また野球をやっていたころは一度掴んだ技術ってなかなか離れていかなかったんですけど、ゴルフの場合は1日経つと、また違うものになっている……だからこそ夢中になってしまうんです」

 三嶋は、新しいおもちゃを手に入れた少年のような顔をして言うのだ。

 正式名称『PGA資格認定プロテスト』は、来年の6月頃にスタートする予定だ。1次プロテスト(36ホール)を皮切りに、2次プロテスト(54ホール)、最終プロテスト(72ホール)といった具合に秋までつづく長丁場である。プロになれるのは上位のごくわずか。

 ゴルフといえば、野球同様幼いときから競技に親しみ、学生やアマチュアで活躍した、選ばれし者がプロになっていくのが王道だ。

【次ページ】 「なれるわけない」という言葉を覆して生きてきた

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