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「巨人にタレント性ある打者は多くない」なぜ“松井秀喜新体制”に山崎武司は闘志を燃やすか「工藤さんから、どうなの?と」中日打撃コーチ就任の真相
text by

間淳Jun Aida
photograph byJIJI PRESS
posted2026/11/08 06:00
巨人新監督に就任した松井秀喜。中日新打撃コーチの山崎武司も注目する一方で、自身のチーム強化に集中している
「今のジャイアンツにタレント性を感じさせる打者はそれほど多くありません。優勝したタイガースも下位打線の力は落ちます。来シーズンは、佐藤輝明がメジャー移籍で抜ける可能性も高いです。身内だから過剰に評価するわけではなく、ドラゴンズの打者の顔ぶれを見るのが楽しみです」
負けたくない「ゴジラ」との再戦
シーズンを前に、すでにライバルチームへの対抗心をのぞかせる。その視線は、相手の首脳陣にも向けられている。中でも、負けたくないのは、山崎と同じタイミングで再びユニホームを着ることになった巨人・松井秀喜新監督だ。
現役時代に「打倒・巨人」を掲げてきた山崎にとって、松井は意識せずにはいられない存在だった。
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「巨人の4番として、あれだけの結果を残してきた。誰もが認めるスーパースター」
同じ長距離打者として、後輩でありながらも畏敬の念を抱いてきた。
松井の力を認めながらも負けたくない——1996年に最終戦まで争った末に獲得した最多本塁打のタイトルは、自身が誇る実績の1つとなった。あれから30年。今度は監督とコーチとして、ともに選手をサポートする立場で対戦する。
「ジャイアンツが松井新監督に決まったのは、1つのモチベーションになります。現役時代にしのぎを削ってきましたので、燃えるものがあります。彼も監督としては1年生。どういう野球をやるのか楽しみです。ジャイアンツには負けたくない気持ちも、より強くなりました」
監督やコーチの知名度がどれだけあっても
ただ、直接勝負するのは山崎自身ではない。
指導者は、あくまでも黒子。潜在能力を高く評価するドラゴンズの打者たちを成長させ、グラウンドで巨人を上回ることが新たな役割になる。自分が注目されるのは、シーズンオフの今だけと捉えている。山崎はこう言い切る。

