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「清宮とはものが違うんだから」村上宗隆17歳は、なぜ“清宮幸太郎の外れ1位”だったのか? 高校日本代表も落選「プロでは負けたくない」“第4の男”の逆襲
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安藤嘉浩Yoshihiro Ando
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/10/29 18:00
清宮幸太郎の“外れ1位”として3球団に指名され、ヤクルトに入団した村上宗隆。その後の大活躍のウラには「誰にも負けたくない」という反骨心があった
「誰にも負けたくない」プロ野球史に残る打者に
2017年10月26日のドラフト会議で、7球団が清宮を1位で指名した。野手としては1995年の福留孝介(PL学園/大阪)に並ぶ史上最多タイの競合球団数である。中村にも2球団の指名が競合。抽選の結果、清宮は日本ハム、中村は広島が交渉権を獲得した。
そして、清宮を外した6球団のうち、ロッテ、阪神、ソフトバンクの3球団が安田を、ヤクルト、巨人、楽天の3球団が村上を「外れ1位」で指名した。抽選の結果、安田はロッテ、村上はヤクルトに入団することになった。
「第4の男」はビッグ3に負けない高評価を受けて、プロ野球の世界に飛び込むことになったのだ。
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指名後の記者会見で、清宮に対しては「プロでは負けたくない」と語り、ライバルたちへの意識を質問されると、「誰にも負けたくない」と答えた。
ヤクルトと仮契約を結んだ日には、17歳にして「日の丸を背負えるような選手になりたい」という目標を語っている。
プロ入り後の村上の大活躍は、皆さんもよくご存じの通りだ。本塁打王を3回、打点王を2回、首位打者も1回獲得。2022年には王貞治のシーズン55本塁打を上回る56本塁打を放ち、日本プロ野球史上最年少の22歳で三冠王を達成した。
2021年の東京五輪、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表に選ばれ、優勝に貢献している。
日本プロ野球史に残る大打者に成長した「第4の男」は、プロ入り9年目の2026年は活躍の舞台を大リーグに移し、ホワイトソックスで1年目から35本塁打を放った。
あのドラフトのあと、ぼくは村上を主役にした「スタートに立つ第4の男」というタイトルのコラムを朝日新聞に掲載した。その際に電話取材した九州学院の坂井監督は、こんなメッセージを教え子に贈ってくれた。
「プロに入ったことで、高校までの実績はリセットされる。まだまだ差はあるが、ここからがスタートだ」
今年も、多くの選手がスタートラインに立つ。


