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「清宮とはものが違うんだから」村上宗隆17歳は、なぜ“清宮幸太郎の外れ1位”だったのか? 高校日本代表も落選「プロでは負けたくない」“第4の男”の逆襲
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安藤嘉浩Yoshihiro Ando
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/10/29 18:00
清宮幸太郎の“外れ1位”として3球団に指名され、ヤクルトに入団した村上宗隆。その後の大活躍のウラには「誰にも負けたくない」という反骨心があった
村上宗隆は日本代表に選ばれなかった
清宮と同じ左打ちの強打者。早生まれの1年生ながら強豪校の4番に座り、熊本大会初戦の第1打席で満塁本塁打を放つ華やかなデビューを飾っており、こちらも報道陣に注目されていた。
身長185cm、体重83kg。184cm、97kgの清宮にも負けない長身だが、どっしりした清宮に比べると、体つきは細身という印象を抱いた。
報道陣に囲まれると、「(清宮のことは)意識するけど、体格も成績も向こうが上。あと2年で追い越したい」と初々しく語ってくれた。
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そのすぐ隣で、同校の坂井宏安監督が「清宮とはものが違うんだから。そっとしておいてやってよ」と苦笑していたのも記憶している。
注目された1年生スラッガーの夏は、明暗が分かれる結果となった。
清宮は大注目を集める中、5試合で2本塁打を放ち、早稲田実は準決勝まで勝ち上がった。大会後は1年生ながら高校日本代表メンバーに選ばれ、大阪で開催されたU-18ワールドカップにも出場している。
一方の村上は4打数無安打で初戦敗退。一塁手として手痛いエラーもした。「必ず帰ってきます」と誓い、同年秋の新チームから本来の捕手としてチームを引っ張ったが、甲子園に戻ってくることはなかった。
その間に、やはり左打ちのスラッガーである履正社(大阪)の安田尚憲(ひさのり)が頭角を現し、「東の清宮」「西の安田」と並び称されるようになった。さらに村上と同じ捕手の広陵(広島)・中村奨成が3年夏の甲子園大会で6本塁打を放って、「第3の男」として名乗りを上げた。
「ビッグ3」はそろって高校日本代表にも選出され、大会後にU-18ワールドカップに出場している。
高校通算本塁打は最終的に、清宮が111本、安田が65本、中村が44本。村上も52本を放ったが、日本代表に選ばれることはなかった。
もちろん、プロの目は、その才能をちゃんと評価していた。

