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野球クロスロードBACK NUMBER
「そんなにすごい人だったんだ…」ドラフト“2球団競合”右腕に金言を授けた「甲子園で完全試合」のレジェンドは誰? 青学大・鈴木泰成の進化の秘密
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byNanae Suzuki
posted2026/10/27 11:01
最速155キロの剛腕でソフトバンクから1位指名を受けた青学大の鈴木泰成。その成長を促したコーチとは何者だった?
肩やひじの使い方はもちろん、鈴木の場合は「フィニッシュをお尻でしっかり受け止めるように」と中野から助言を受けた。そのことで、下半身の使い方にも細心の注意を払うようになっていったという。
鈴木が手応えをこのように実感する。
「試合で投げていて肩やひじもそうですし、下半身も『嫌な張り方じゃないな』と言いますか、『ちゃんと使えているな』というような筋肉痛になってきたんで。『これでボールの感覚がよくなれば、体も強くなる』と、答え合わせにもなりましたし」
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一つひとつ丹念にピッチングのメカニズムを構築していく。その過程で中野からヒントをもらえば「そういえば、そこが足りてなかったな」と、ピッチングをブラッシュアップしていった。
そうして高校時代に147キロだったストレートの最速が、今では155キロと10キロ近く伸ばせた。4年春のリーグ戦から不動のエースとしてマウンドに君臨するようになった鈴木は、4勝、防御率1.87と安定感のあるピッチングを披露。最優秀投手に輝き、ベストナインにも選ばれたのである。
大学日本代表でも“エース”に
前年の日米大学野球選手権に続き日本代表に選出された、今年のワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップ。鈴木は初戦の韓国戦と決勝戦のアメリカ戦と重要な試合で先発を託され、チームの優勝にも貢献できた。それはすなわち、彼が「大学日本代表のエース」と認められた証とも言える。

