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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「森下翔太・佐藤輝明ドラ1の阪神…じつは安打数1位じゃない」「広島…ゾンビタバコ余波は?」直近5年のドラフト指名選手、セ各球団通算成績を比較
posted2026/10/29 11:00
2022年ドラフト後、阪神の岡田彰布監督(左)から指名あいさつを受けた中大の森下翔太
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
JIJI PRESS
近年、日本プロ野球はCSファイナルステージが終わって、日本シリーズが始まるまでの期間にドラフト会議を実施している。
意外と知らない“ドラフト指名選手の通算成績”
鳴り物入りで入団した選手も、すべてが活躍するわけではない。鳴かず飛ばずで終わる選手がいる一方で、ほとんどノーマークの無名選手が、目覚ましい活躍をすることもある。スカウト、アナリストらの「鑑定眼」とコーチ陣などの「育成手腕」がものを言うのだ。
過去5年のNPB12球団のドラフト獲得選手の投打の実績を並べてみよう。
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まずはセ・リーグから。2021~25年のドラフト会議で獲得した選手の投打記録の合計と、投打それぞれの代表的な選手を見ていく。各数字後の順位は12球団での順位。人数は指名した人数(くじ外れは除く)。打者・投手の合計人数の後ろにある(●人)は一軍でプレーしていない人数。投手の打撃成績は加算していない。移籍選手は移籍後の数字も含む。
阪神:佐藤、森下、前川…打者勢が大成功
【阪神タイガース 39人(12人)】
打者 18人(6人)
822安打:7位 99本塁打:1位 404打点:1位
17盗塁:12位 打率.254:1位 OPS.733:1位
阪神は5年間で12球団最少タイの18人の打者しか指名していないが、本塁打数は1位。なんといっても森下翔太(22年1位 /外野手:中央大508安84本287点9盗 率.273 OPS.828)が、三冠王・佐藤輝明に肉薄する屈指の強打者に育ったのが大きい。
さらに前川右京(21年4位/外野手:智弁学園高200安10本84点0盗 率.250 OPS.668)も強打者に育ちつつあり「自前の強力打線」を構築している。ただ昨年のドラ1、立石正広(25年1位/内野手:創価大24安2本10点1盗 率.192 OPS.461)はやや苦しんだルーキーイヤーとなった。
投手21人(6人)
37勝:10位 37敗:5位 15セーブ:5位
128ホールド:3位 697奪三振:10位 防御率2.93:3位
2024年ドラフトで獲得した伊原陵人(24年1位:NTT西日本 9勝9敗0S1H115三振 率2.53)、工藤泰成(24年育成1位:四国IL徳島 3勝3敗12S 14H 率1.53)、木下里都(24年3位:KMGホールディングス 4勝2敗0S 17H 率1.94)がわずか2年で先発、救援で一線級に育った(伊原はグラウンド外の問題で謹慎した)。阪神は24年ドラフトで指名した9人の内5人が独立リーグ(地域プロ野球)出身。目配りの広さが際立っている。

