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「ドラフト“後手続き”のヤクルトは『まず投手』」「“ゴタゴタ続出”広島は即戦力の大補強!?」ドラフト全指名予想《ヤクルト・オリックス・広島編》
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安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byNanae Suzuki
posted2026/10/20 11:01
今年のドラフトの目玉候補のひとりといわれる渡部海捕手(青学大・180cm88kg)
だいぶ迷いましたが、有馬(伽久)君でいきました。やっぱり、去年の秋(明治神宮大会)にここ(神宮球場)でリリーフに出てきて、10連続奪三振(東京農大オホーツク戦)ね。あれを見ちゃっていますからね。
おそらくDeNAも、あの「最大値」を評価したんじゃないですか。先輩の東(克樹・投手)がいるから……だけじゃないでしょ。
でも、柿本(晟弥)君だって、いいですよ。繰り上げ1位で柿本がダブらなくてよかった。ほんとそう思いますね。東洋大の時の実績は少ないのに、社会人で1年目から都市対抗のあのものすごい「熱舞台」で、2年続けて地に足の着いたピッチングが出来た。これは信用できる。
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タイプとしては木澤かな。140キロ後半の速球にカットボール、勝負球に三振を奪えるツーシームがある。ウチとしてはもちろん、駒の足りない先発陣で考えています。
2位からは、攻撃力不足をなんとかということで、社会人の左右の大砲を両獲りできた。2人とも、この順位で獲れるとは思わなかったなぁ。特に柴﨑(聖人)君は、先に楽天に持ってかれると思ったら、右打ちの春山(陽登・大阪商業大)君だった。「投」の柿本、「打」の柴﨑といえば、都市対抗の両横綱ですよ。柴﨑だって、優勝した去年と今年、2年続けてあのド緊張の都市対抗でホームラン叩き込んだ。
今年のバックスクリーン右へライナーで突き刺した一発は凄かった。打球速度180キロ超だって。打球が見えなかったもんね。柴﨑は足も肩もプロで十分通用します。スローイング能力のほうは、プロ球界でもトップクラスだろうね。
俊足・強肩なら、4位の藤澤(涼介)君だって負けてないからね。長打力がある代わりにちょっと脆いところもあるけど、これは、プロでもまれているうちになんとかなる。
下位指名は「逆境から這い上がった強さ」を評価
5位の今仲(泰一)君は、ネームバリューはなくても、150キロ前後の強烈なストレートと鋭いタテの変化を持った「実力者」ですよ。
持ち味は「逆境から這い上がった強さ」ですね。今仲は難しい肩の故障というどん底から、辛抱強くリハビリを重ねて這い上がってきて、今季は先発でもリリーフでも、コンスタントに実力を発揮できています。
超大型のサイドハンドという稀少価値も大きいのが、6位の小金井(凌生)君ですね。多少、調子の波があるのは、こういうタイプですから仕方ない。ある程度、時間をかけてと考えています。サイドハンドの剛腕、140キロ後半の速球にスライダー。沈む系の球がしっかりしてくれば十分使えると見ています。
3位の鈴木(悠悟)君。この選手が今年のドラフトのキーパーソンといってもいい。投手なら栗林(良吏・広島)、野手で育てたら私は浅村(栄斗・楽天)クラスの選手になると睨んでいます。本人は「投手」専念を希望しているらしいけど、私なら「野手」だな。とにかく、全身のバネと野球センスと負けん気の塊みたいな選手ですから。
