プロ野球PRESSBACK NUMBER
「その話いつ終わります?」中日&ホークスOBが語る工藤公康新監督の“超理論派スパルタ指導”「わざわざ医学書を持ち出して…」
text by

遠藤修哉Naoya Endo
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/10/15 11:00
中日ドラゴンズ新監督就任が決定的となった工藤公康氏
橋上秀樹監督代行は5月から指揮を執り、52勝42敗3分け、勝率.553。シーズン途中の監督交代という緊急事態のなか、チームをまとめあげ、リーグ2位に導いた。10月12日の報道では、監督代行職を退く意向とされ、球団に残るかどうかも不透明だという。後任候補には、高橋由伸氏、松井秀喜氏、川相昌弘コーチらの名前が挙がっている。
その橋上体制について、武田氏は健闘を称える一方で、課題として終盤の戦いを挙げた。
「橋上は本当によくやったと思う。でも優勝できたよね。シーズン終盤、勝たなければならない大事な試合をことごとく落としたのが残念だったよね」
巨人OBと次期監督の話になり……
ADVERTISEMENT
今季、巨人は阪神との直接対決で8勝16敗1分けと負け越した。8月下旬の甲子園では3連敗。9月には猛追し、12日に0.5ゲーム差まで迫ったが、続く横浜でのDeNA戦は3連敗となった。その後も優勝争いを続けたものの、最後は阪神に2.5ゲーム差でシーズンを終えた。
「ちょうどその時期に東京ドームでレジェンズシートの解説があった。そこで巨人OBの連中と『誰が次の監督やるのか?』みたいな話になったんだよ。原(辰徳)さんがやるっていう話もあったし。川相昌弘さんが昇格するのかなとか、松井秀喜や高橋由伸の名前も挙がった」
松井氏については、本人が引き受けるかどうかが大きいと見られるが、首を縦に振る可能性は不透明。そんななか、武田氏が期待を寄せるのは高橋由伸氏だ。
「由伸は前回、現役を辞めさせられて監督に就くという“貧乏くじ”をひかされる形での就任だったから、もう一回やらせてあげたいんだよね」
高橋氏は現役引退直後の2016年から3年間、巨人を率いた。順位は2位、4位、3位。リーグ優勝には届かなかったが、岡本和真を粘り強く起用して4番に育てた手腕などが評価されている。再登板となれば、若い選手の多いなかでの育成に期待がかかる。
最下位からの立て直しを図る中日、健闘しながらも優勝に届かなかった今シーズンの雪辱を期す巨人。新体制の下でどのようなチームに生まれ変わるのか、人事を含めて注目したい。

