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「その話いつ終わります?」中日&ホークスOBが語る工藤公康新監督の“超理論派スパルタ指導”「わざわざ医学書を持ち出して…」
text by

遠藤修哉Naoya Endo
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/10/15 11:00
中日ドラゴンズ新監督就任が決定的となった工藤公康氏
「ポテンシャルはあるのに伸び悩む若手が多い中日のようなチームには、ストイックな工藤さんはうってつけの人物だと思う。いま中日には金丸夢斗、髙橋宏斗ら、もう一皮剥けなくてはならない投手が多い。素材の良い選手はいっぱいいるチームだから工藤さんも承諾したんじゃないか。工藤さんが監督になったら、選手は練習するようになるから」
その指導力に期待する理由は、工藤氏の言語化能力にあるという。
「工藤さんは理論派。『こういう練習をすれば、こうなるよ』っていうのを、ちゃんと言葉で教えられる人。ダイエーでの現役時代、一緒にトレーニングさせてもらってたけど、『ここが張るのには理由があってな』なんて言って『この筋肉とこの筋肉がつながっているから、こういうふうにマッサージしなきゃダメだ』と、わざわざ医学書を持ち出してきて説明してくれる。説明しだすと止まらなくなるのがタマにキズで、全然理解できなかった俺は『工藤さん、その話いつ終わります?』なんて生意気な口を利いてた(笑)」
工藤新監督就任でも不安が残るワケとは?
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工藤氏は采配や人事に関しても特徴があるという。
「工藤さんは選手に本当に厳しい。練習量が多いのはもちろん、選手交代に関しても厳しくて、かなり計算して選手を使う監督だ。西武、ダイエー、巨人、横浜、そしてソフトバンクといろんな球団を渡り歩いてきて人脈も広い。前回監督をやったときも、目立たないところからいろんな人を連れてきている。かわいがっていた倉野信次(現・ソフトバンク投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター)がファームの投手コーチになったりした。倉野は勉強家だったから、なるほどなと思ったよ」
球団側も、工藤氏には外部の経験や知見を取り入れ、チームの立て直しを期待しているのだろう。だが武田氏は野手陣についての戦力不足を指摘する。
「サノーが今年みたいに打てればの話だけど、今季はサノーが23本、細川成也25本、そこにもう一人、長打が打てる選手が欲しい。9月に獲った新外国人はどうか。彼らが機能すれば来年は優勝争いができると思うよ」
中日は9月にドジャースの3Aから左打ちの外野手ライアン・ウォードを獲得して、来季に向けた布石を打っている。工藤監督の就任後は、さらなる打線の補強も課題となるだろう。
巨人・橋上監督はどう評価する?
一方、武田氏のもう一つの古巣である巨人の監督選びについては「読めない」と語る。

