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「中途半端な時間を過ごして…」陸上・田中希実がアジア大会で“異例の挑戦”を選んだワケは?「“世界”を実感できた」レース後に語った言葉の真意 

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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photograph byJIJI PRESS

posted2026/10/06 11:01

「中途半端な時間を過ごして…」陸上・田中希実がアジア大会で“異例の挑戦”を選んだワケは?「“世界”を実感できた」レース後に語った言葉の真意<Number Web> photograph by JIJI PRESS

アジア大会で3つのメダルを獲得した女子陸上の田中希実。「意外な種目」に挑戦のワケは?

「去年からグランドスラムやダイヤモンドリーグなど世界で打ちのめされる経験が増えて、それを引きずったまま、一度気持ちがくじけても立て直す暇もなく、自分の中でどんどん収拾がつかなくなっていく感じがしていて、中途半端な時間をずっと過ごしていた」

 そんな気持ちを抱えたまま今シーズンを迎え、国内外で多くのレースを転戦してきたが、延岡ではついに「完全に自分を見失ったレースをしてしまった」と振り返った。

“専門外”の10000mで優勝…アジア大会代表に

 そんなどん底の状態から立て直して、木南記念では10000mを圧勝で飾った。

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 特に、ペースメーカーが外れてからの、ラスト2000mは田中の独壇場だった。

「足元を見失っていたんですけど、地固めができたレースになりました」

 田中も、こう言葉にして安堵した表情を見せていた。

 その時のフィニッシュタイムは31分41秒22と、派遣設定記録(31分14秒63)には届かなかったためアジア大会に即内定とはならなかったが、後に正式に10000mの代表に内定し、1500mと5000mと合わせて3種目での出場が決まった。ちなみに、2022年のオレゴン世界選手権には、800m、1500m、5000mの3種目に出場している。

 そのタフネスぶりにも驚かされるが、800mと10000mとでは求められる能力は当然異なる。それゆえ田中のマルチランナーぶりには目を見張るものがあるが、これまでの経歴を考えれば10000mという種目は田中にとって“専門外”と言ってもいい種目だ。

 では、なぜアジア大会という大舞台で、田中はそんな異例の挑戦をしたのだろうか?

<次回へつづく>

#2に続く
「箱根駅伝に出る男子になった気持ちで…」アジア大会で“異例の3メダル獲得”田中希実が語った言葉の意味は?「世界は常識を覆してくる」27歳の決意

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#豊田自動織機

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