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「難しいです、ボクシング」SNSで起きた“敗者・那須川天心叩き”の奇妙さ…拒絶反応の正体を考える「なぜか不機嫌そうだった」試合前にあった“異変” 

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曹宇鉉

曹宇鉉Uhyon Cho

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photograph byHiroaki Finito Yamaguchi

posted2026/10/04 17:06

「難しいです、ボクシング」SNSで起きた“敗者・那須川天心叩き”の奇妙さ…拒絶反応の正体を考える「なぜか不機嫌そうだった」試合前にあった“異変”<Number Web> photograph by Hiroaki Finito Yamaguchi

井上拓真に敗れ、涙を流しながらリングを降りる那須川天心

 思い返してみれば、7月23日に新宿歌舞伎町で行われた拓真との再戦発表会見で「なめんじゃねえ」「俺を誰だと思ってるんだ」などと口にしたときから、那須川はずっと不機嫌そうだった。誤解を恐れずにいえば、不機嫌を装っているようにも見えた。本人が「グレる」と形容したそのスタンスは、自分自身を鼓舞するためのものか、世間に向けたものか、あるいはその両方なのか。意図はつかめなかった。

「天心の異変」なぐり書きした取材メモ

 試合前々日の会見、そして前日計量でも、那須川の表情は理由の読めない怒気をはらんでいた。いつもは饒舌な囲み取材も早々に切り上げた。「天心の異変」と工夫のない言葉を取材ノートになぐり書きする。計量会場ですこしだけ話を聞いた父の那須川弘幸氏は、「こういうときのアイツは強いよ」とつぶやいた。

 結果は伴わず、いま、那須川は逆風にさらされている。ボクサーとして本物の栄光を手にするために、さらなる成長が求められるのは間違いない。おそらくは怒りも、その源泉になるだろう。

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 28歳。もはや“神童”と呼ばれる年齢でもなくなった。避けられない変化もある。それでもなお、あの7ラウンドに奪ったダウンのような瞠目の瞬間を創り出せる稀有な個体が、「那須川天心らしさ」を失うことだけは想像できない。

《前編もあわせてお読みください》

#1から読む
「負けた気がしていない」敗者・那須川天心のコメントは本当に“失言”だったのか?「顔には涙の跡が…」取材記者が見た“異例の会見”舞台ウラ

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