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《ドキュメント》ゾンビたばこ疑惑4選手ついに戦力外通告…球団は「信頼関係を築くことが難しい」カープ激震の1日を記者はどう見たか
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前原淳Jun Maehara
photograph byKYODO
posted2026/10/02 17:02
戦力外通告を受け、取材に応じる小園
たとえ、週刊誌に掲載された一枚の写真だけであっても、プロ野球選手である以上、その行動が自覚を欠いていたと指摘されれば、受け止めざるを得ない。
「信頼関係を築くことが難しい」
内部調査では、当事者たちから週刊誌に掲載されたような事実を事前に確認できなかったのかもしれない。聞き取りを続ける中で何かしら齟齬が生じ、鈴木球団本部長はそう判断した。
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「いきなり逮捕から始まったので、みんな口を閉じてしまった部分があるとは思います」
鈴木球団本部長は一定の理解を示しつつも、球団として看過できなかった。選手たちが失意の中でカメラの前に立たされても、球団の決断を素直に受け入れ、反省の弁とともに球団への感謝の言葉までも述べてきたのは、彼らなりのけじめのようだった。
球団には所属する選手を守る責任はある。ただ、同時に球団としてチームを強くする使命もある。今回は目先の戦力ダウンも覚悟した上で、球団に向けられた疑念を払拭するための決断だった。
騒動収束への課題
新井貴浩監督がシーズンに3度、自ら辞意を申し出てまで取ろうとした責任は、結果、選手が取ることとなった。球団の責任について、松田一宏オーナー代行はこう言った。
「来季一丸となって戦っていくことを目指すことで、まずは責任を果たしていきたい」
球団は再発防止策を徹底し、球団のイメージと信頼を回復させることに努めなければならない。また、新井監督の続投が決まった来季へ向けた戦力補強も重要課題のひとつだ。
自由契約となった選手たちは、今後、他球団との交渉が可能となる。球団の内部調査の結果、4選手ともに「白か黒かでいえば、白」とされた。書類送検された矢野も前川も、不起訴となる可能性がある。
「球団との信頼関係を築くことが難しいという判断で、今回通知をいたしました。それぞれ、みんな力のある選手なので、チャンスがあるなら頑張ってほしいという形で送り出しました」
鈴木球団本部長はそう言って送り出した。ただ、選手たちには厳しい目が向けられている。それでも、まだ20代の彼らに、再起のチャンスすら与えられないのはあまりにも酷な気がする。
一連の「ゾンビたばこ」騒動は広島球団、そして選手がともに新たな一歩を踏み出して初めて収束する。

