- #1
- #2
バレーボールPRESSBACK NUMBER
「子供のままじゃダメ」超人見知りだった弟が“男子バレー次世代エース”に…兄だけが知る甲斐優斗23歳の素顔とは?「弟に足りないのは“経験”だと思う」
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byGetty Images
posted2026/10/01 11:04
チーム最年少でパリ五輪に出場するなど、次世代エースと期待を集める甲斐優斗。同じSVリーガーの兄・孝太郎はそんな弟をどう見ているのか
「びっくりしました。『絶対行かない!マジで無理!』と言っていましたから。でももう(飛行機の)チケットも取ったからって、行くしかない状況を(周りに)作られて(苦笑)。海外から帰ってきたあとは、いろんな人から『(優斗の)印象が変わった』と聞きました。ちゃんと喋るようになったみたいですね。『話す時に目を見てくれるようになった』って言われていました(笑)」
“超”がつく人見知りだが…
以前の優斗は超がつく人見知りで、日本代表でも自分から誰かに話しかけることはほとんどなかった。当時代表監督を務めていたフィリップ・ブランが、「子供のままじゃダメだ」と、プレーだけでなく、コミュニケーション面の成長も促すためにフランス行きをプッシュしたのだが、その成果はあったようだ。しかし兄に対しては例外だったようで……。
「自分には、目を見て話すどころじゃないです。名前も呼ばれない。呼ぶ時は『オイ』って言われます。自分は適当に扱われてるんで」と苦笑していた。
ADVERTISEMENT
「僕からは絶対に『ちょっとアレして』とか頼み事はしないです。やってくれないんで。大学の時も必ず誰かを挟んでいました。『ちょっと優斗にこう言っといてくんない?』って。面倒くさがりで、ずっと部屋にいますからね。部屋というか、基本、布団にしかいないので」
優斗は兄のあとを追ってバレーを始め、兄と同じ日南振徳高校、専修大学に進学し開花した。その経歴からは兄へのリスペクトがうかがえるが、孝太郎は「一緒だとたぶん親も楽だからじゃないですか?」という受け取り方だった。


