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「あいつは今、何を思っているんだろう」盟友とのスタメン争い…西武・栗山巧が「そりゃ、チームは強いだろうよ」と語り合ったワケは
text by

栗山巧Takumi Kuriyama
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/09/26 11:04
引退セレモニーで中村剛也(左)と握手する栗山巧
あいつはライトスタンドに3ランを打ち込んだ。
試合を決する一発でした。
おかわりとの「お立ち台」は、果たしていつ以来だったのか。
「あのお立ち台はやはり特別」
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試合後のヒーローインタビュー。あいつはどこまでいっても、いつも通りでした。
いつものように「打ててよかったです」とか、この試合に特別な雰囲気を感じたか、と聞かれても「そうですかね?」とかわしてみたりとか。
僕にとって、あのお立ち台はやはり特別でした。
試合に出続けていたときも、そうではなくなったあとも、その時々の戦いが僕にはあった。
おそらく、おかわりもそうだったと思います。
ずっと4番を背負い続けるプレッシャーは、僕とは比較にならないのではないかと。
その分、立場が変わったときの葛藤も、きっと大きかったことと思います。
あいつはそういうことをまったく言わないし、態度にも一切出さないけど、何も感じないようなやつがあそこまでの大選手になれるわけがない。
「情けない思いもしてきましたけど––」
僕はあえて、そういうコメントをしました。
お互いにいろいろなものを乗り越えて、ふたりであの場に立てた感慨は大きかった。
僕らを包んだファンの皆さんの歓声は、きっと、ずっと忘れないと思います。
そのシーズン、ライオンズは10年ぶりにリーグ優勝を果たしました。《第1回、第2回とあわせてお読みください》
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