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「あいつは今、何を思っているんだろう」盟友とのスタメン争い…西武・栗山巧が「そりゃ、チームは強いだろうよ」と語り合ったワケは
text by

栗山巧Takumi Kuriyama
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/09/26 11:04
引退セレモニーで中村剛也(左)と握手する栗山巧
おかわりはさすがでした。
夏場に入ったあたりから、猛然と打ち出した。
7月以降に限ると、打率は3割2分に迫った。8月には6試合連続でホームランを放った。もしかしたら、あいつの野球人生の中でも、特に調子のいい時期にあたるのではないかとさえ思える活躍でした。
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僕は再び、スタメンから押し出された。
盟友と脅威の下位打線を形成
自分も起用されるよう、必死で打撃の状態を上げました。長いシーズン、ケガ人は必ず出る。少しずつ、おかわりと同時に起用される日が増えていきました。
このころ、あいつとはこんな話をしていました。
7番に僕、8番におかわり、9番にエルネスト・メヒア。
数年前の上位打線が、この打順でも、何も言わずに仕事をする。
そりゃ、チームは強いだろうよ、と。
強力打線が引っ張る形で、ライオンズは首位を走り続けていました。
9月15日から始まる2位ソフトバンクとのホーム3連戦。
ここの結果次第で、優勝へのマジックナンバーが点灯します。
僕とおかわりの立ち位置も少しだけ変わっていました。
僕が5番左翼手、あいつが6番三塁手。チームは2連勝を果たした。
17日、3連戦の最終戦。
頭には2010年の“悪夢”
初回に僕は、アリエル・ミランダ投手からバックスクリーンに満塁ホームラン。
何としても3連勝したかった。
マジックが点灯するからではありません。
2010年は結局、あと1勝が足りなかった。
同じ悔しさを、絶対に味わいたくはありませんでした。
7回2死一塁。僕はこの試合3本目となるヒットをライト前に打った。
次の打者はおかわり。

