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「あいつは今、何を思っているんだろう」盟友とのスタメン争い…西武・栗山巧が「そりゃ、チームは強いだろうよ」と語り合ったワケは
text by

栗山巧Takumi Kuriyama
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/09/26 11:04
引退セレモニーで中村剛也(左)と握手する栗山巧
おかわりとはずっと、自然な形で一緒にいました。
上京する新幹線、気付いたらあいつは後ろの席に座っていた。
プロ入り後は、あいつの寮の自室にみんなで入り浸ることが多かった。
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あいつが先に一軍でプレーを始めたことは、ちょっとだけ意識していました。
僕が一軍に上がり始めたとき、あいつもいてくれて、ちょっとだけ安心しました。
「性格も、交友関係も違う。だから自然と…」
ポジションが違う。選手としてのタイプも違う。
性格も、交友関係も違う。ほっといたらそんなに語り合ったりすることもない。
だから自然と、ずっと一緒にいられたのでしょうね。
2008年に日本一になったときもそう。
2010年にソフトバンクに大逆転を許してしまったときもそう。
あいつは何があっても表情に出さない。
でもきっと、胸の内は一緒だったのだと思う。
それをお互い、軽々しく言葉にしない。
だからこそ「あいつは自分と同じ思いでいる」と確信し続けられた気がします。
僕は今に至るまで、競争相手を意識することはあまりありませんでした。
それぞれ違う個性を持っているのだから、考えてもあまり意味はないのかなと。
「おかわりが出場機会を失っていく…」
とにかく、自分の持ち味が出せるように、技術やコンディションを高めていく。その結果として、出場機会はめぐってくる。それ以上のことを考えるのは、監督やコーチの考え、仕事に対して、リスペクトを欠いているようにさえ思います。
ただやはり、おかわりが出場機会を失っていくことについては、少しだけ思うところがありました。あいつは今、何を思っているんだろう、と。

