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元巨人選手が監督就任で「1年目は退部者が続出」東北学院大・星孝典監督の挑戦…愛娘の仙台育英・星よつはマネージャーは上京希望「父の思いは…」
posted2026/09/19 11:03
母校の東北学院大野球部で奮闘する星孝典監督
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
NumberWeb
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2011年5月、星孝典は6年間プレーした巨人から、西武にトレード移籍した。宮城県名取市出身で、同年3月の東日本大震災で家族が被災者となった星にとっては心が揺れ動くなかでの移籍だったが、これが野球人生の大きな転機となったと話す。
「今思うと、何か自分の力以上のものが出ていたように感じます。震災や家族の死を経て、もう失うものがないというか、自分のなかで覚悟が決まっていた。一軍でプレーできる純粋な喜びを感じながらやっていて、結果も上手くいくことが多かった。何かこう、後ろに誰かがいるような、背中を押してくれているような……。心強い勇気をもらいながらプレーしていました」
トレード移籍で飛躍
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シーズン途中の移籍ながら、この年だけで40試合に出場。巨人時代は6年間で18試合しか経験できなかった一軍の舞台で安打数など全てキャリアハイの数字を残し、水を得た魚のように躍動した。
同じ東北の岩手県出身で、高卒2年目だった左腕・菊池雄星(現・エンゼルス)との出会いも大きかった。正捕手の(炭谷)銀仁朗が怪我で離脱していたこともあり、菊池が先発した9試合のうち、7試合で先発マスクを被った。
「今や凄いメジャーリーガーですが、当時は彼もまだ田舎から出てきたばかりの若者、という感じでした。不安定なところも多くて、2人で力を合わせて何とか試合を成り立たせていました。試合中に突然投げ方が変わって『え? 何してんだよ』とか言いながら(笑)。僕も週に1回は必ずスタメンで出る機会があるということで緊張感もありましたし、東北バッテリーで頑張っていこう、とやりがいを持ってのぞむことができました」

