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「本当にまずい戦いだった」“惨敗のW杯日本代表”にオシムが苦言を呈した日「勝機があったのに…残念だ」「リズミカルな攻撃をしていれば」
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田村修一Shuichi Tamura
photograph byTakuya Sugiyama/JMPA
posted2026/08/11 17:00
2分け1敗に終わったブラジルW杯の日本代表について、オシムは“負けなかった”ギリシャ戦を厳しく評価した
私は日本の方がコートジボワールよりも優れていたとは言わないが、それでも下降曲線に入った彼らに勝ついいチャンスだった。コートジボワールは落日のチームだ。
――しかし日本の結果は……。
オシム:日本は上昇中のチームで勢いがある。たしかに経験はまだ足りず、とりわけ個々の経験が不足している。そこに問題がある。日本はチームとしてはとても進歩した。優れた質のプレーも実践している。よく走り、全員が献身的にプレーする。コンビネーションもいい。だが、まだ経験が足りない。そこはもう少し時間が必要なのだろう。
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自分たちが有利な状況になるとプレーができなくなる。優勢な試合、机上では有利な試合で、どうやって勝てばいいのかわからない。すでに勝った気になってしまっている。残念だがそういうことで、他の2カ国は日本と比べて優れているわけではまったくなかった。コートジボワールにしても、何人かの選手は素晴らしかったがチームとしてはそうでもなかった。第2戦の国は……。
ギリシャ戦の日本は、本当にまずかった
――ギリシャです。
オシム:ああ、とりわけギリシャだ。年老いたチームで、選手は走れなかった。日本が勝てるはずのチームだった。日本は走りさえすれば彼らに勝っていた。ギリシャはみなベテランで、すでに疲れていたから日本のスプリントについていけなかっただろう。しかし日本が走ったのは最終戦だけだった。ギリシャ戦の日本は本当にまずかった。
――われわれもまた疲れていましたから(笑)。
オシム:日本は相手に対して、本来やるべき戦い方ができなかった。とりわけギリシャに対してそうだった。ギリシャは後方に退いて日本の攻撃を待っていた。日本が普段のスピードと総力を発揮してコンビネーションで崩せば、ギリシャの守備は対応できなかっただろう。だが彼らの術中に嵌った。そうなったときのギリシャは、前線にそれなりの選手を揃えていて危険だ。少人数のカウンターで得点をあげられる。
そして最終戦(コロンビア戦)は、確かに良く動いたがコンビネーションは足りなかった。相手との力関係を考えれば結果は順当だ。だからこそ、その前の2試合が残念だった。どちらも日本に勝機が十分にあったからだ。

