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W杯惨敗後オシムが“愛ある苦言”をズバリ「日本代表は信頼に値するが」「Jリーグにはない。そこが問題だ」「心理面の改善、技術の進歩が必要だ」
posted2026/08/11 17:01
日本代表がブラジルW杯でグループステージ敗退に終わったことを受けて、オシムの提言は鋭いものだった
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph by
Takuya Sugiyama/JMPA
Jリーグには…そこが問題だ
(※本記事は2014年7月配信のメールマガジンから再構成しています)
――今後の日本サッカーは道や方向性を見出していかないと……。
オシム:まあ聞け。常にスタートから始める。それだけだ。何が失敗だったのか。自分たちには何ができるのか。そうしたことを考えていく。とてもシンプルだ。少なくともあなた方にとってはシンプルであるはずだ。
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あなた方にはしっかりと組織された素晴らしいリーグがある。財政面での心配は何もない。変えねばならないのは選手、サポーター、メディアやジャーナリストのエスプリ(※フランス語で精神、知性のこと)だ。不適切であると思われるものを、すべて適切な場所に置き直す。それらを破壊し、撤去するのではなく、然るべきところに配置するようにする。そうすれば、何をすべきかが自ずとわかるようになる。
選手の能力や質、ユニフォームの重さに比べて、ちょっと大きな野望を持ったときはとても難しい。だから今こそ協会の中枢を固める人たちが、何を変えていくかをしっかりと判断すべきときだ。何かを変えねばならないのは確かなのだから。
まず自分自身を見つめなおし、それから選手を見直す。日本には豊かな若い世代があり、多くの選手がヨーロッパでプレーしている。恐らくチームの骨組みを少し若返らせるときなのかもしれない。
またJリーグを少し強化すべきときなのかもしれない。現在のリーグはそこまで魅力的ではないし、望まれるレベルにも達してはいない。他のヨーロッパのリーグのような面白さはJリーグにはない。そこが問題だ。
信頼するチームがすでにあるからこそ
――たしかにそうです。
オシム:というのも何かをやろうとしたら、すでにそれを他の国が達成しているレベルに自分たちを持っていかねばならない。リーグが異なる以上、日本はイングランドのようにも、スペインのようにも、イタリアのようにもプレーできない。残念ながら、日本はそこまでのレベルにはない。だから選手にプラスアルファを求めるが、彼らはそれに慣れてはいない。

