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甲子園の風BACK NUMBER
「日本一の野球応援」24年ぶり夏の甲子園“アルプス応援の名門”拓大紅陵とは? あの習志野と野球応援コンサートも開催「吹奏楽部のレベルも上がった」
text by

梅津有希子Yukiko Umetsu
photograph byJIJI PRESS
posted2026/08/11 06:01
夏の甲子園24年ぶりに出場する千葉・拓大紅陵
このコンサートを機にその後も交流が続き、合同練習をしたり、何度となく高校野球の試合でも対戦。応援合戦を繰り広げるなど、今では盟友となった両校吹奏楽部。現在は、全国高校野球選手権大会の千葉大会で、合同で開会式演奏をする間柄だ。
野球応援→吹奏楽部のレベル向上
習志野との交流が始まり、拓大紅陵の音は飛躍的に変わった。昔から、元気いっぱいの高校生らしいサウンドだったが、さらに音の粒が揃い、勢いが増し、明らかに実力が上がったと感じる。実際、コンクール予選で金賞を受賞し、本選大会に駒を進められるようになった。吹奏楽部出身の筆者も経験があるのだが、他校との交流や合同練習は、とても刺激を受けるもの。「同じ高校生なのにこんなに上手だなんて」「日頃からこんな練習をしているんだ」など、生徒たちが感じ、得るものはとても大きい。全国トップクラスである習志野吹奏楽部の立ち居振る舞いを間近で見て、礼儀面などの意識も大きく変わったのは間違いないだろう。
「日本一の野球応援」
前習志野高校吹奏楽部顧問で、現在全日本吹奏楽連盟理事長を務める石津谷治法氏に以前取材した際、このように話していた。
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「吹田先生の作るメロディには陶酔的な魅力がある。実にシンプルで覚えやすい。『チャンス紅陵』を初めて聴いた時は、一瞬で惹きつけられた」(石津谷氏)
そして、「拓大紅陵戦は特に燃える。音がねちっこくて、対戦側として聴いていると、球場での音の響かせ方が違うんですよ」とも。
筆者は吹田氏に会うたびに、「我が校は甲子園から遠ざかっていますが、『チャンス紅陵』だけは連続出場中です」と笑いながらも、「今年こそは!」という熱い想いを毎年聞いていた。
聖地に響きわたる“日本一の野球応援”。本家本元の『チャンス紅陵』、今夏必聴の注目応援だ。

