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「日本一人口が減る県」で…普通の公立校が「部員47人」で“57年ぶり甲子園”のナゼ「髪型は覚悟の丸刈り」「練習から1球にこだわる」横手高の秘密とは
posted2026/08/11 06:02
57年ぶりの甲子園出場となった秋田の横手ナイン。人口減に悩む地域ながら、部員は47人と堂々の大所帯だ
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
Sankei Shimbun
熱戦続く夏の甲子園。地方大会から波乱の多かった今大会だが、秋田代表として57年ぶりの甲子園を決めたのが横手高校だ。人口減が社会問題化しつつある地域で、なぜ普通の公立校が多くの部員を擁し、躍進できたのか。その理由を聞いた。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
秋田県の課題、人口減少。
総務省が発表する人口動態調査によれば、今年1月1日時点での秋田県の人口減少率1.88は全国でワーストであり、人数にすると1年間で1万7069人が減った。近年「日本で最も人口が減り続けている地域」。それが秋田だ。
人口減が課題の県で…多くの部員が在籍
県内で2番目の約7万5000人が暮らす横手市も人口は減っているが、知り合いの市職員に聞くと「うちだけが過疎化なわけじゃないですからね」とくぎを刺されてしまった。
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現在、横手市はJR横手駅周辺の再開発に着手し、賑わいを取り戻そうと努めている。そして今年7月には、バスケットボールコート4面もの広さを誇るIRISOアリーナ横手(横手市立体育館)が開館と、スポーツの文化も根付いているのだ。
横手高校も例外ではない。
少子高齢化の現代において子供は減る一方。高校野球の加盟校も減少に歯止めがかからず、逆に連合チームが増える。皮肉な現状において、横手野球部は3人の女子マネージャーを含め47人もの部員が在籍する。
「人口が少なくなっているなかで『勉強も野球部でも頑張りたい』っていう地元の子が、うちを選んできてくれるんです」
監督の山信田善宣がしみじみ語る。
地元の公立進学校。野球部の生徒は国公立をはじめとする大学進学を目指す。なかには遠征に向かう途中でも勉強する選手もいるほど、文武両道を地で行く。

