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獅子の遺伝子BACK NUMBER
仙台育英で準優勝→ドラ1入団…平沢大河が振り返るロッテでの9年間「殻を破りきれず…もっと貪欲に方法を探していたら」「西武移籍はいいキッカケ」
text by

市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNumberWeb
posted2026/08/08 11:01
現役ドラフトで移籍した西武で輝きを見せる平沢
西武移籍で変化した“マインド”
ただし、それは自身の問題だときっぱりと語る。
「どの球団に入ろうが結局は自分です。自分の意識だったり、努力だったりが足りなかったんですよね」
俊敏な動きがアピールポイントだった平沢にとって、トレーニングで体が大きくなることに対する不安もあったという。
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「体を大きくして動けなくなったら嫌だという思いもあったのですが、それも今現在のウエートに関する知識があれば解決できたと思いますから」
そう振り返るが、現在の平沢には新天地に活動の場を変えたゆえの、腹をくくった強さも垣間見える。
「ロッテにいたときは、若かったというのもありますが、いっぱい失敗しましたし、次も失敗するんじゃないかみたいな怖さが常にありました。もうひとつ殻を破りきれなかった。移籍して、去年は一軍では全然ダメだったんですけど、二軍ではそれなりに結果を残すことができて自信になりました。
一番大きいのは『これをやってダメだったらしょうがない』という割り切りができるようになったことですね。それは移籍したことによって起きた心境の変化だと思います」
現役ドラフトは「僕にとってはいいきっかけ」
スコアラーのデータをもとに頭を整理して打席に立てることが好調の要因だと前編で触れたが、その過程でも、この球種を狙って、違うボールが来たら仕方がないと、覚悟を持って相手と対戦できている。
「ロッテのときは全部のボールを追いかけて、全部中途半端に手を出して……という打席が多かった。その気持ちの部分はかなり変わったと思います」
改めて現役ドラフト制度について聞くと「僕にとってはいいきっかけになる移籍だったと思います」と即答する。
「人数が増えるとか、いろいろとこれからの変更点なども話し合っているみたいですが、この制度をきっかけに活躍する選手が増えるといいなと思いますね」

