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「えっ、なんで?」監督からまさかの宣告…鎌田大地が勝てなかった“愛媛の天才”はなぜトップチームに上がれなかった?「大地はプロで活躍しているのに…と」
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別府響Hibiki Beppu
photograph by(L)FC TIAMO / (R)Takahito Ando
posted2026/08/03 11:01
愛媛FCユース時代の清川流石(左)と東山高校時代の鎌田大地(右)。四国に生まれた「2人の天才」の運命は微妙なズレを生じはじめる
「関西リーグで10点取っても…」複雑な思い
テレビ画面の中では、かつて切磋琢磨したはずの男が、まるで主役のように躍動していた。一方で自分の現在地はどうなのだろう。10代の多感な時期に見たその風景が、清川に大きな衝撃を与えたことは想像に難くない。
「関西リーグで10点取っても、J1で1点取る方が価値がある。そう思ってしまって。でも、大学で活躍しないとその舞台にすら立てない。そんなジレンマの中で、気持ちを押し殺しながらプレーをしていましたけど……やっぱり大地が活躍すると、嫌でもニュースとかで目に入るんで」
鎌田はそのまま活躍を続け、2年後の2017年にはドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに移籍を果たす。まさにトントン拍子でサッカー選手としての階段を駆け上がっていった。
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「フランクフルトは当時、長谷部誠さんという日本代表のキャプテンがいるチームでもありましたから。地元で一緒にサッカーをやっていた選手がそんな舞台に行くとなれば、誰もが意識はしてしまうでしょう。当然、悔しい気持ちはありました」
そんな葛藤を抱えた清川は、2019年に無事にびわこ成蹊スポーツ大学を卒業する。そして、学生時代の活躍を評価し清川に声をかけてくれたのは、古巣である愛媛FCだった。
幼き頃のライバルから、4年遅れでようやくプロの世界へ辿り着いた。しかも一度は道を断たれた地元のクラブというのは、物語としては申し分ない。
ここからまた、彼の戦う舞台へと追いかけていこう。海外リーグの夢も、日本代表の野望もここから始まるはずだ。
そんな思いを抱いた清川を待っていたのは、あまりにシビアなプロの世界のリアルだった。
<次回へつづく>

