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投手転向6年目でオールスター出場…カープ岡本駿に託される「先発の柱」への期待感と規定投球回達成の価値 

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前原淳

前原淳Jun Maehara

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posted2026/07/20 06:13

投手転向6年目でオールスター出場…カープ岡本駿に託される「先発の柱」への期待感と規定投球回達成の価値<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

新たな先発の柱として期待されるプロ2年目の岡本

「連打を食らってしまったところで、もっと落ち着いて低めに投げられれば良かったなと思います。焦ってしまった部分があったかなと。(最近は)結構、点も取られているので、何とかもっと粘れるようにしないといけない」

 夏場を乗り越えられるかどうかがひとつの鍵となる。勝ち星を得られなかった直近3試合はいずれも本拠地マツダスタジアム。蒸し暑さが増した中での登板が続いた。首元を冷やしたり、着替えの回数を増やしたりするなど対策してきたものの、「もっと対策しないといけない」と眉間にしわを寄せる。

 特に後半戦は大きな山場だ。広島はオールスター明けの7月31日から8月末までの9カードのうち、8カードが屋外球場での試合となる。週頭のカードのローテに入ろうが、週末のカードのローテに入ろうが、厳しい条件に変わりはない。上位浮上を目指すチームにとっても、岡本がローテーションを守り抜けるかは重要になる。

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 もうひとつの鍵となるのは、チェンジアップやフォークといった奥行きのある球種とみている。

 最大の武器である150km前後の力強い真っすぐが投球割合の約4割を占めるが、奥行きを使った球種の精度が落ちたこともあり、真っすぐへの依存度はシーズン序盤から徐々に高まっている。

「規定投球回」の価値

 直球とカットボールやスライダーといった横変化の球種だけでは思うように空振りが取れず、組み立てが苦しくなる。実際にP/IP(1イニング当たりの平均投球数)は4月が15.2、6月が15.6だったが、7月は18.1と苦しんでいる。その増加は当然、投球回の減少につながる。

 規定投球回は、単に数字の積み重ねではない。1年間ローテーションを守り抜いた証であり、先発としての矜持を育む礎となる。

 1年目の20年に規定投球回に達した森下は、昨季まで6シーズンで5度規定投球回をクリア。23年に初めて規定投球回に到達した床田は昨季まで3年連続でクリアし、今季は自身初の開幕投手を務めた。

 苦しい時期を乗り越えながら投げ続けることも、先発の柱と認められる過程のひとつ。この壁を乗り越えた先に、新たなステージが待っているに違いない。

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