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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「アジア杯で優勝を逃し、W杯はベスト16と32」森保ジャパンの“結果”をどう評価すべきか? 後任監督も考察「日本人か、外国人か」だけではない論点
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/15 17:16
W杯から帰国した森保一監督の記者会見。自身の進退については明言しなかった
優勝国とその監督に関する事実については、森保監督ももちろん知っている。そのうえで聞くと、「自国の監督しか優勝していないというのも納得できます」と頷いた。
「W杯のようなギリギリの戦いでは、その国のサッカーのアイデンティティとかDNAといったものが戦い方に反映される。それが、チームの根幹にないといけない。もうひとつ、愛国心というか国に対するロイヤリティがあり、最後にどれだけ踏ん張れるか、本当に勝つために死に物狂いで準備できるか、戦えるかというところは、自国の監督と外国人監督では、ほんのわずかかもしれませんが差が出てくるような気がします」
外国人監督は、任期が終われば母国へ帰る。どんなに日本を愛しても、日本人に愛されても、彼らには戻る場所がある。批判から逃れられる場所がある。
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日本人監督は、そうはいかない。あらゆる結果を真正面から受け止めて、代表監督の職から離れたあとも、日本サッカー界で生きていく。その違いこそが、覚悟として表れるのではないか。
外国人コーチも含め、可能性を排除すべきではない
もちろん、日本人なら誰でもいい、ということではない。誰かひとりでなければいけない、ということでもない。二頭体制でもいいし、トロイカ体制でもいい。
北中米W杯の日本代表は、森保監督のもとで名波浩コーチが攻撃を、斉藤俊秀コーチがディフェンスを担当した。彼ら3人に加えて前田遼一コーチ、長谷部誠コーチ、中村俊輔コーチがいて、トロイカ体制プラスアルファの組織を敷いていた。
ドイツ代表の新監督に、ユルゲン・クロップの就任が確実視されている。ドルトムントとリバプールで彼が築いた実績を前にしたら、日本人監督では到底かなわない。これはもう仕方のないことであり、ひとりでかなわないのならグループで対抗すればいい。グループでも対抗できなければ、外国から参謀役を迎えるという選択肢もある。
日本人選手が、これだけヨーロッパでプレーしている時代なのだ。選手にヒアリングをして、日本に合いそうな指導者をピックアップし、候補者を絞り込んでいくこともできるはずだ。
外国人コーチについては、新監督就任と同時のスタッフ入りでなくてもいい。むしろ、新監督にどんなコーチが欲しいのかを聞いて、そこから選んでいけばいいだろう。
ひとりの監督が連続して2度のW杯に挑むのは、森保監督が初めてだった。どんな選択肢にも、初めてはある。ならば、あらゆる可能性を排除しないことだ。
<前編とあわせてお読みください>

