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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「歴史的な苦戦を強いたが…」実は“24年ぶり”ブラジル「決勝トーナメントの後半逆転勝ち」…それでも開催国・米メディアが指摘した日本「よく戦った」の先
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一野洋Hiroshi Ichino
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/02 06:00
決勝トーナメント初戦でブラジルに敗れた日本代表。開催国・アメリカのメディアは中立な視点で両国の戦いをどう見たのか
試合後、アンチェロッティ監督は「最初は中盤で数的優位を作り、そこから侵入しようとした。しかし、日本のマークは非常にタイトで、守備ブロックも非常にコンパクトだったため、それは機能しなかった」と振り返った。
世界屈指の名将が、日本の守備組織をここまで率直に称賛したこと自体、この90分間がブラジルにとって決して想定通りではなかったことを物語っている。
日本は組織だった守備だけではない。攻守の切り替えも鋭かった。前半29分、ダニーロとカゼミーロの連係ミスを見逃さず、佐野がボールを奪う。そのまま迷わず右足を振り抜くと、シュートはアリソンの手をかすめてゴール右隅へ突き刺さった。一瞬の判断、迷いのない決断、鋭い加速。限られたチャンスを確実に得点へ結びつけた、日本らしいカウンターだった。
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『Sports Illustrated』は、日本を大会前から「ダークホース」と位置づけていたが、この試合後もその評価を変えなかった。
「前半、日本は規律ある守備でブラジルを封じ込めた。佐野のゴールは、その献身的な守備に対する当然の報酬だった」
世界の強豪相手でも、自分たちのスタイルを貫く――。オランダ戦、チュニジア戦、スウェーデン戦でも高く評価された日本の組織力は、この日も世界最高峰の相手に十分通用していた。
『FOX Sports』も、日本がブラジルに歴史的な苦戦を強いたことを紹介している。ブラジルがワールドカップ決勝トーナメントでリードを許してからの逆転勝ちを収めたのは、実に24年ぶり。ブラジルにとっても、それほど簡単な試合ではなかったということだ。
前半は日本ペースも…米メディアが指摘した「その先」
実際、前半だけを見れば、試合は日本の思惑どおりに進んでいた。
ブラジルにボールを持たせながら中央を封鎖し、奪えば素早く前へ運ぶ。守備は規律正しく、攻撃は迷いがない。世界屈指の強豪を相手にしても、日本は決して受け身ではなかった。
だが、海外メディアは「日本はよく戦った」という結論では終わらせなかった。むしろ彼らが興味を示したのは、その先だった。
<次回へつづく>

