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「『今、町野修斗?』という議論にはなる」元日本代表FWが見た森保一監督の交代策の是非と「日本の攻撃を慎重にさせた“あるプレー”」とは
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佐藤俊Shun Sato
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/01 18:29
ブラジルに押し込まれた状況でW杯初出場の町野修斗を投入。佐藤寿人氏は交代策をどう見たのか?
日本はセンターFWが起点となり、2列目が押し上げて攻撃するスタイルですが、(クサビの)ボールを落としたとしても余裕がなく、少しでも置き所が悪いとボールを奪われて失点してしまう。サイドも重心が低く、前にマークする選手がいるのでリスクを負って攻めるのが難しかったですね」
——森保一監督の選手交代を含めた采配はどう見ていましたか。
「守備の時間が長くなったこともあり、延長も想定してカードを切ったというのが大前提としてあったと思います。堂安(律)や中村(敬斗)はもともと守備専門ではないですが、サイドでかなり集中力高く守備をしていた。疲労もあったでしょう。シンプルに守備の整備で菅原(由勢)と鈴木(淳之介)を入れたのは、ブラジルに自由にやらせないというメッセ―ジであり、彼らは守備の強度を維持してくれた。
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田中碧は中盤で守備が効くので必要な交代だったと思います。ただ、町野(修斗)の投入は森保さんが必要だと感じたがゆえの交代だと思うのですが、あの状況でW杯に初めて出る選手のカードを切るとなると『今、町野?』という議論になるのは避けられない。
それでも、ミスの許されない中で起用された町野は競り合いや守備の連動など、スムーズにゲームに入っていったと思います。ただ前線の上田が守備で下がる場面が多かったので、もう少し、下がってからでも前に出ていくパワーがチーム全体で必要だったかもしれません」
前へ出ていけるパワーとは
——パワーというのは、どういうことでしょうか。
「奪った後、カウンターに出ていくパワーです。佐野のゴールのような、前へグッと出ていけるパワー。それを考えると、この試合では改めて前田(大然)の走力が抜きん出ていました。守備で2度追い、3度追いを見せて、ブラジルにとっても嫌な選手に映ったはずです。もちろん守備だけではなく守から攻へのトランジションの部分でも、前への矢印を作っていた。
ただ、チーム全体として守備の時間が長くなっている中でも、カウンターの意思を見せられたらと感じました」
第2回では、森保監督のチーム作り、今後の監督人事まで、寿人氏がさらに提言していく——。
〈全2回の1回目/つづきを読む〉

