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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「日本が勝つ確率は高くはない。だが…」W杯開催国の米メディアでブラジルvs.日本が高評価のワケは?「開催都市にとって理想的な組み合わせ」
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/27 17:05
グループステージで活躍を見せた中村敬斗。海外メディアではその実力を評価する報も多い
別のブラジルのメディア『UOL』も、日本を強く警戒している。グループリーグ終盤の時点で、「日本はブラジルの進路にいる」という記事を掲載し、「日本はカルロ・アンチェロッティ監督を心配させる理由がある」と報じた。もちろん記事全体の論調はブラジル優位だ。ワールドカップ5度の優勝国であり、優勝候補の一角である以上、それは当然だろう。
それでも記事では日本の組織力や運動量、試合を通して集中力を切らさない戦いぶり、さらに昨年10月にブラジルを破った実績を挙げ、「決して軽視できない相手」と位置付けている。
さらに興味深いのは、『ge』がスウェーデン戦前に掲載したシミュレーション記事だ。
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独自の予測システムによる分析では、ブラジルが決勝トーナメント1回戦で日本と対戦する確率は57.8%。正式決定前から、日本が最も可能性の高い相手として扱われていたのである。そして、日本がチュニジアに4対0で快勝すると、『ge』はブラジルのファンの反応も紹介した。SNSでは、「日本とはやりたくない」「日本はかなり危険だ」といった声も少なくなかった。
もちろん、SNSの反応がブラジル全体の世論を代表しているわけではない。ただ、少なくとも「アジアのチームだから安心だ」という雰囲気は、そこにはなかった。
ブラジル優位は揺るがずとも…「楽な相手」とは考えない
こうしてアメリカとブラジルの報道を並べてみると、一つの共通点が浮かび上がる。
どちらも日本を必要以上に持ち上げているわけではない。ブラジルは優勝候補であり、日本が勝つ確率は決して高くない。ワールドカップでの実績、選手層、個の能力を考えれば、ブラジルが本命であることは誰も否定していない。それでも「日本が相手なら楽に勝てる」と考えているメディアはほとんど見当たらない。

