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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
4月に愛娘誕生「妻もそうだし…僕の原動力は家族」上田綺世はなぜ“18番”を大事にするか「ウエダ、名誉なことだ」父が憧れたドイツ伝説FWも大喜び
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byRyosuke Menji/JMPA
posted2026/06/24 17:02
ゴールセンスが大きく花開いた上田綺世。縁ある背番号18でドイツの伝説的ストライカーであるクリンスマンも喜んでいる
「私がドイツ代表に初めて入ったとき、フォワードが背負うイメージのある9番や11番はもう他の選手がつけていたんだ。特に、9番はずっとルディー・フェラーのものだった」
フェラーはW杯とCLの両方で優勝しており、ブンデスリーガの得点王になった名フォワードだ。現在、ドイツ代表のプロ部門ディレクターを務めている。
「だから、他の番号から選ぶしかなくて、『9番の選手の2倍』という意味を込め、18番に決めた。そしていつからか、この番号が私のお気に入りになったんだ。やはり、上田が18番を選んでくれたのは嬉しいなぁ! 私も経験があるからわかるが、彼のような若いストライカーが、国外リーグで活躍するのはサプライズと言ってもよいくらいに難しいことなんだ。もちろん、ブラジル戦のような代表でのビッグゲームで活躍することもね」
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クリンスマンの言う通り、国外リーグで結果を出すことも、W杯で輝くことも、容易ではない。それでも上田はやってのけた。
父も喜んでくれました!
奇しくもチュニジア戦前日取材の場で上田の背番号が話題に挙がった。そこで、クリンスマンがとても喜んでいたことを上田に手短に伝えた。どうやら、あのインタビューの内容は上田本人と彼の父親の耳にも届いていたようだ。
「そうみたいですね(笑)。父も喜んでくれました!」
クリンスマンに憧れた上田の父。その父に憧れてサッカーを始めた上田。息子は父の番号を背負い続け、異国オランダで得点王になり、W杯でゴールを決めた。
上田の誕生日は1998年8月28日だから、クリンスマンが最後にプレーしたW杯であるフランス大会の閉幕後に生まれている。上田の誕生日についてもクリンスマンに伝えたところ、ものすごく喜んでいた。自分の雄姿を見たこともない異国のストライカーが、『9番の選手の2倍』の活躍ができるようにと願って選んだ背番号を好んでつけてくれているのだから、それも当然なのかもしれない。
チュニジア戦は日本時間で父の日だった。上田自身が今年4月に父親になって挑んだ大会で18番を背負い、W杯初得点を含め2ゴールを決めたというのもまた、数奇な運命を感じさせる。
今回の2つのゴールは、メキシコ・モンテレイのスタジアムにいた父だけでなく、ずっとその背中を追いかけてきた上田にとっても、ひとつの到達点だったのかもしれない。
愛娘のケアを引き受ける愛妻家
では、この到達点で上田は満足するのか。答えはノーだ。

