- #1
- #2
サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
4月に愛娘誕生「妻もそうだし…僕の原動力は家族」上田綺世はなぜ“18番”を大事にするか「ウエダ、名誉なことだ」父が憧れたドイツ伝説FWも大喜び
posted2026/06/24 17:02
ゴールセンスが大きく花開いた上田綺世。縁ある背番号18でドイツの伝説的ストライカーであるクリンスマンも喜んでいる
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Ryosuke Menji/JMPA
僕の一番の原動力は家族…自分の妻もそうだし
チュニジア戦が行なわれたのは日本時間で6月21日。父の日だった。
上田綺世の父はメキシコのモンテレイまで応援に来ていた。試合終了後、上田と連絡を取れたのと同じタイミングで、現地時間は父の日になった。
一つ、ハッキリしていることがある。そんな父の日に世界一の祭典での息子の雄姿を見れた上田の父は、世界で最も幸せな父親となった。
ADVERTISEMENT
試合後の上田はどんな様子だったのか。その晴れやかな表情の中で、目だけはどこか落ち着いていた。
「時間感覚についてはあまり考えていないですが、前回大会からここまでで考えれば、長かったです。いろいろなことに取り組んできたし。決してあっという間だったとは言えないですね」
今では、上田はオランダ・エールディビジの得点王であり、誰もが認める日本代表のエースだ。ただ、4年の歳月は、決して短くはなかった。もちろん、苦しい時期もあった。それでも、彼は止まらなかった。心の炎をともしてくれる存在があったからだ。
「僕の一番の原動力は家族なので。自分の妻もそうだし、(4月に)子供も生まれて。今回現地に来てくれている両親、きょうだい、友達がいて。そういう人たちがヨーロッパだったり、アメリカもそうだし、メキシコにも足を運んでくれた。その人たちの期待に応えたい。応援してくれているファンやサポーターの方もそうだし、僕の原動力は、そういうところにあるのかなと思います」
なぜ上田は18番を大事にするか
家族への想いを口にするとき、上田の語り口はいつも丁寧だ。言葉の節々に、その気持ちの重さはにじみ出る。ヨーロッパから北中米まで、自分を追いかけてくれる人たちがいる。だから、走れる。だから、諦めない。
「お父さまにも一つの恩返しができたのでは?」と取材の最後にたずねてみた。

