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4月に愛娘誕生「妻もそうだし…僕の原動力は家族」上田綺世はなぜ“18番”を大事にするか「ウエダ、名誉なことだ」父が憧れたドイツ伝説FWも大喜び 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byRyosuke Menji/JMPA

posted2026/06/24 17:02

4月に愛娘誕生「妻もそうだし…僕の原動力は家族」上田綺世はなぜ“18番”を大事にするか「ウエダ、名誉なことだ」父が憧れたドイツ伝説FWも大喜び<Number Web> photograph by Ryosuke Menji/JMPA

ゴールセンスが大きく花開いた上田綺世。縁ある背番号18でドイツの伝説的ストライカーであるクリンスマンも喜んでいる

「そうですね」

 返ってきたのは短い言葉だったが、その表情には生まれてからの27年の気持ちが込められているように聞こえた。

「W杯に出ることと同じくらい、18番を背負うことは僕にとっては、意味のあることなので。その上で、結果を残せたのは、すごく嬉しいです。代表チームも僕をリスペクトしてくれて、18番をくれた。18番をつけて出るからには、自分の存在は証明しなければいけないと思います」

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 なぜここまで18番を大事にするのか。その答えは、上田のサッカーの原点にある。

「父がクリンスマン好きで、18番をつけていたんです」

父の真似をして18番をつけてきた

 上田の父は社会人サッカーの選手だった。そんな父は、長年ドイツ代表でエースストライカーとして君臨したユルゲン・クリンスマンと同じ「背番号18」をつけてプレーしていた。その光景が、上田の原体験だ。

「僕はクリンスマンのことを詳しくは知らなくて。ただ、自分は父に憧れて、サッカーを始めた。だから、サッカーを始めてからずっと、父の真似をして18番をつけてきた。海外でも、代表でも、その番号にこだわり続けたいなと思います」

 父を追いかけてサッカーを始め、父の好きだった番号を背負い続けた。そして今、W杯のピッチで、18番を背中に輝かせ、ゴールを決めた。

 縁とは不思議なものだ。

 上田が日本代表の18番を与えられたのは、2025年10月。そして、上田は新しい番号を背負い、ブラジル相手に決勝ゴールを決め、サッカー王国から初めての勝利をつかむ原動力となった。

ウエダが18番…嬉しいなぁ!

 ブラジル戦の翌日、筆者はクリンスマンに直接インタビューする機会があった。そのとき、上田にまつわるこのエピソードを本人に伝えてみた。なおクリンスマンは、エールディビジの得点ランキングで上田がトップに立っていることはもちろん、日本がブラジルを撃破したことも知っていた。そこで前述したエピソードを伝えると「背番号についてのそんな話があるなんて、知らなかったよ!」とクリンスマンは笑みを浮かべ、こう話した。

「そのエピソードは私にとって本当に名誉なことだ。私が18番を背負っていたのは、はるか昔のことだが(※現役引退は2004年)、この番号を選んでくれて、私は新たな栄誉を手にしたことになるね……」

 この言葉を皮切りにクリンスマンにスイッチが入り、背番号18を自身のトレードマークにした理由まで説明をしてくれた。

【次ページ】 父も喜んでくれました!

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