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「上田綺世の18番指差し、ある意味が」「吉田麻也と南野拓実がボール片付け→激励」“テレビに映らない”日本代表チュニジア戦圧勝劇…現場記者ズバリ
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/22 11:03
北中米W杯チュニジア戦、上田綺世は殊勲の2ゴール1アシストと結果を残した
「彼らは試合前のウォーキングアップでボールを片付ける役割だったのですが、ピッチからロッカールームにつながる通路の前に立ち、ロッカーへ戻る前の選手たちを激励していました。あと、後半のハイドレーションブレイク(給水タイム)の際、吉田選手は最後の方はチームの輪に入り、選手たちにアドバイスを送っていました。ユニフォームを着ているかどうかは関係なく、このチームのために全てを捧げようという想いが伝わってきました」
――それは日本が強いわけですね! チュニジア戦の話に戻ると、ボールを保持し続けたことが効いていたように見えました。
「暑さが残る中で、試合状況がそこまで動かなくても、ボールを持っているチームと、ボールを持たれて守備をし続けないといけないチームとでは、当然後者の方が疲労度は高くなります。だから前半のうちに2-0にして上手くコントロールしたことで、日本は無駄な体力を使わずに済んだし、チュニジアは心理的にも焦るし、守備に回る分だけ体力も奪われた。あの時間帯が後半の2得点を生んだ部分はあるのでは、と個人的には感じました。あと、今回の4ゴールがどういう時間帯に生まれていたのか気づきましたか?」
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――どういうことでしょう。
「前半のハイドレーションブレイクの前に1ゴール、後に1ゴール。後半が始まり、ハイドレーションブレイクの前にまた1ゴールを決め、その後にもう1ゴール。今回は3分間のハイドレーションブレイクがあるため、バスケットボールのような4つのクォーターに分かれていると考えるべきだと言われています。今回の日本は、そんな“各クォーター”に1点ずつ取った。非常にバランスがよく、上手くゲームをコントロールしていました」
じつは「ゴール期待値」の推移がスゴい
――言われるまで気づきませんでした。強いチームの戦い方ですね。
「そうです。『xG=ゴール期待値』という指標があるのですが……クォーター(以下、Q)ごとのスコアとxGの推移が興味深いので、紹介します」
1Q:1-0 xG=1.24対0.01
2Q:1-0 xG=0.14対0(※シュート0本を表す)
3Q:1-0 xG=0.53対0
4Q:1-0 xG=0.23対0.04
(※データはOpta提供。試合中の速報値のため修正される可能性あり)
――この数字、どういうことが読み取れるのでしょうか。
「1Qで先制してからは試合を上手くコントロールしつつ、チャンスを作っていった。チュニジアにはシュート2本(枠内はゼロ)しか許さず、合計xGも0.05という非常に低い数字に抑えています。なお相手に退場選手がいない状況で〈500本以上のパスを成功〉、〈相手に枠内シュートを許さず〉、〈4得点以上〉を記録したのは史上2チーム目だそうです。前回大会でコスタリカを7-0で粉砕したスペイン以来の驚異的成績なんだそうです」
伊東純也のゴール…上田の1点目が伏線に
――ほほう、それはすごい。そんな展開の中で伊東純也選手が試合を決定づける3点目を奪いました。
「あのシーンに関しては、よく見てもらうと2つのポイントがあったと思います。1つは、田中碧選手から上田選手にパスが出て、それを上田選手がダイレクトで流して伊東選手が飛び出したシーンですけど、田中選手から上田選手へのパスを受けるコース、さらに最終ライン裏にスペースが空くという分析があって、それをチームとして実行できていたことです。もう1つは、上田選手が前半に素晴らしいゴールを決めていたことです」
――というと。

