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「チュニジアは奇妙」まさかの監督交代、“読みにくい”だけではない不気味さの正体…かつて森保ジャパンを悩ませた「ベタ引き作戦」は繰り返されるか
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矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byJIJI PRESS
posted2026/06/21 06:08
チュニジア監督に電撃就任したエルベ・ルナール氏
ルナール監督はその試合の時点で日本選手の特徴をくまなく洗い出し、詳細な分析を行っている。日本はこの時のサウジアラビア戦に先発した11人のうちの8人、鈴木彩艶、菅原由勢、板倉滉、伊藤洋輝、鎌田大地、田中碧、中村敬斗、前田大然が今回の北中米W杯メンバーに名を連ねているほか、伊東純也と堂安律も途中出場していた。
この時のサウジ戦に先発したメンバーの多くがチュニジア戦に出ることになるのは間違いなさそう。つまり、ルナール監督は就任から短期間でチュニジア選手に日本への対応策を授けられるだけのデータを持っているというわけだ。
日本代表を悩ませた「サウジのベタ引き作戦」
振り返れば25年3月の対戦でサウジアラビアはそれまでの4バックから日本対策として5バックへシステムを変え、ベタ引きで日本に挑んだ。守備一辺倒に終始するその姿勢に対し、伊東純也が「数年前のサウジアラビアならこんなに引いてくることはありえなかった」と驚きの表情を隠せないほどだった。
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サウジアラビア戦の日本はボール支配率73%を記録し、シュート数は10対1という圧倒的に優勢な戦いぶりを示した。しかし、0-0のまま90分間が過ぎてしまった。
その試合に先発した鎌田は忸怩たる思いを思い出したかのようにこう言った。
「あの試合でサウジアラビアはすごくディフェンシブに戦ってきた。現代サッカーでは5枚で守られるとどんなに強かろうがなかなか難しくなる。本当に難しい試合になるだろうなと思う」
一方、勝ち点3が必要な状況だとはいえ、チュニジアが前がかりに出てくることはあまり考えられない。むしろ堅固な守備ブロックを築き、日本の焦りを誘いながらカウンターを狙う展開に持ち込もうとすることが予想される。だからこそ鎌田は、相手の術中にはまらないことの重要性を強調し、「しっかり焦れずに自分たちがやることをしっかりやる」と決意を述べた。そして、「前半から相手をサイドからしっかり揺さぶりたい。もちろんリスクのあるパスも必要だと思いますけど、やっぱり彼らはそれを狙っていると思うし、実際そういうのでカウンターを狙われて失点するというのが一番自分たちにとっては難しいことだと思う」とあらためて警戒を見せた。

