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「なんで俺だけ」大橋ジムと突然の契約終了…世界ランカー平岡アンディ29歳の本音「気持ちがピタッと切れた」世界戦延期、度重なるトラブル

posted2026/06/18 11:04

 
「なんで俺だけ」大橋ジムと突然の契約終了…世界ランカー平岡アンディ29歳の本音「気持ちがピタッと切れた」世界戦延期、度重なるトラブル<Number Web> photograph by Shimei Kurita

今年3月、10年間所属した大橋ジムを離れた平岡アンディ(2026年4月撮影)

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栗田シメイ

栗田シメイShimei Kurita

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ラスベガスで世界王者に肉薄しながら、10年間所属した大橋ジムを離れた平岡アンディ(29歳)。無所属となった世界ランカーが、葛藤と覚悟の胸中を語った〈NumberWebインタビュー/全2回の前編〉

前向きなボクサーが漏らした本音

 ラスベガスを沸かせた世界タイトルマッチから約1カ月が過ぎた4月上旬。肩書きが“無所属”となった世界ランカーは、待ち合わせ場所の横浜市内のファミレスにいた。

「これまで世界戦が決まらなくても、何度か流れても、何とか気持ちは保っていました。ただ、去年の11月にマイアミでの試合が延期になって“ピタッと”切れてしまった……。4歳からボクシングをやってきて、こんなことは初めてでした」

 フィットネスジムでトレーニングを重ねていた平岡アンディと会うのは、いささか久しぶりだった。時折メッセージのやり取りはしていたが、実際に対面するまでに、1年以上の歳月が経過していた。

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 これまでの取材では、平岡はどこまでも前向きで、世界タイトルマッチがなかなか決まらなかった時でさえも自分を奮い立たせるような言葉を意図的に選んでいた。それだけに彼の口から揺らぐ心中を表現する声が出たことが、私には意外で仕方なかったのだ。

 平岡と会う1週間前の3月末、10年間所属した「大橋ジム」を離脱することがSNSで発表されていた。無所属となった平岡の口から語られたのは、ラスベガスで得た確かな手応え、スーパーライト級という日本人には不可能とさえされた「階級の壁」を超えるために必要なこと、移籍問題、古巣・大橋ジムへの想い、改めて描き直した自身が描く世界への道のりだった――。

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