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「しんどいけど…ここで終わらないぞ、と」男子バレー“42歳レジェンド”が、アルバイトをしながら競技を続ける今…石島雄介が語る“異色のキャリア”
text by

吉田亜衣Ai Yoshida
photograph byTakahisa Hirano
posted2026/06/12 11:00
2021年の東京五輪代表決定戦でプレーする石島雄介
「インドア時代からずっと応援してくれる方々、僕と一緒に戦ってくれている方たちは家族のような存在です。それを一つの『ファミリー』という形で表現しました。組織の活動としては、川崎市幸区をホームとするクラブチームの運営、『ゴッツ杯』というバレーボール大会の開催、バレーボール教室での指導が中心です。バレーボールを通してつながった人たちが互いに成長できることを目標に取り組んでいます」
イベントの企画および競技運営、会場準備、撤収まですべて自費、石島一人で行っている。これまで競技一筋の道を歩んできた石島には、当然ノウハウはない。だからといって、そこで立ち止まるという選択はなかった。
「自分はバレーしか知らない人間ですし、他に何ができるかって言ったら、できるものはない。僕自身が成長するという意味でも、トライ&エラーを繰り返してわからないことも克服していきたい。そのために失敗を恐れずにやっていきたいと思っています」
短時間のアルバイトをしながら、競技を続ける現在
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雇用契約していた社員時代の生活から一転、大きく変わった。
「トヨタ自動車にいた頃は自分の仕事として週5日、ビーチバレーに注ぐことができました。今は練習や試合、指導、スポンサー活動、やれるときにやるべきことをやる。合間をみて短時間のアルバイトをするときもあります。最初はプライドもあるし、恥ずかしくてできないんじゃないかと、縮こまる自分もいました。でも今は生活のためでもあるし、社会勉強としてアルバイトをしています。しんどいですよ。しんどいけど、笑っているぐらいだからまだ死んでないなと思うし。ここで終わらないぞ、と」
その傍ら、選手としてもパフォーマンスを落とすわけにはいかない。競技活動に専念するため、スポンサー企業の獲得に向けても動いてきた。
「スポンサーがいれば、海外のツアーも行けますから。企業さんには何十通もダイレクトメッセージを送りました。返信がこない所もありますし、返信があっても『難しい』という回答が返ってきます。そんな簡単にはいかないです」

