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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「日本人? 高く売れないでしょ」からのスタートも…W杯日本代表に“関係7選手”が選出の衝撃「ベルギーの小クラブ」シント・トロイデンは何がスゴい?
posted2026/06/10 11:02
遠藤航、冨安健洋、鎌田大地ら7人もの関係選手を日本代表に送り込んだシント・トロイデン。ベルギーの小クラブはいかにして「虎の穴」になったのか
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中田徹Toru Nakata
photograph by
(L)(C)Asami Enomoto / (R)JIJI PRESS
STVVは、ベルギー国内では小クラブという位置付けだ。強豪――と呼ぶには語弊があり、実際に昨季はギリギリのところで1部残留を果たした。
ところが、この崖っぷちを経験したことで「サポーターとチームの絆が深まった」(GK小久保玲央ブライアン)のだという。降格の危機に瀕したSTVVをサポーターが文字通り支え、奮起したイレブンが奇跡の残留を果たした。
残留争いから一転…来季の欧州カップ戦進出が決定
そして今季は3位という望外の好成績を残しファンと共に選手が歓喜した。しかも残り3試合を残した時点で、その時に4位だったアンデルレヒト以下に大差をつけたため、残り試合がいい意味で消化試合になるというおまけ付きだ。
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こうしてプレーオフ第9節を2日後に控えた5月19日、シント・トロイデン市役所前広場で祝賀会が開かれ、チームと市民は来季の欧州カップ戦進出(※STVVはUEL予選出場権獲得。その結果でUEL、もしくはUECLのグループフェーズ進出が決まる)を祝った。
今季のSTVVは8人の日本人選手のうち、7人が主力、もしくは準主力として活躍した。残る1人は今年加入した新川志音という18歳のFWだ。STVVを企業に置き換えると、人事が100%成功するという離れ業を起こしたのだ。
過去には活躍することなくSTVVを去っていった選手もいるが、その後、別のチームで主力になった者が圧倒的に多い。日本代表の左WB中村敬斗はその最たる例だ。立石敬之CEO、アンドレ・ピントTDの目利き、強化部の薬丸隼人氏、スカウトの長島大氏などのサポートなど、日本人スタッフだからこそ、高確率で“当たる”選手を獲得できるのだろう。
日本人選手のSTVV入団会見では決まったセリフがある。それは「自分も遠藤(航)選手、鎌田(大地)選手、冨安(健洋)選手のようになりたい」というものだ。STVVのDMMプロジェクト第1期生であるこのトリオは欧州最前線で活躍し、22年、26年W杯に揃って連続出場する。

