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“箱根駅伝の王者”青学大に異変アリ?…関東インカレ「長距離トラック種目で入賞2人だけ」が意味するものは? 原晋監督は「合宿、やりすぎたのかな…」  

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酒井俊作

酒井俊作Shunsaku Sakai

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photograph byTakashi Shimizu

posted2026/06/09 06:01

“箱根駅伝の王者”青学大に異変アリ?…関東インカレ「長距離トラック種目で入賞2人だけ」が意味するものは? 原晋監督は「合宿、やりすぎたのかな…」 <Number Web> photograph by Takashi Shimizu

関東インカレ2部5000mに出場した(左から)古川陽樹、小河原陽琉、折田壮太の青学大トリオ。小河原の6位入賞のみの結果に

 5000mを走るなか、折田の背中を見ていた小河原が前に出たのはレース後半である。

 ラスト1周まで先頭集団の最後尾に食らいつき、13分31秒99で6位入賞を果たしていた。小河原はレース前、原から「気楽にいけよ」と声をかけられている。レース前半は集団にのみこまれて窮屈になり、力を消耗した。だが、次第に自らのリズムを取り戻し、伸びやかなストライドを生かして駆けぬけた。4日間の関東インカレは終わりを迎えようとしていた。

 一方で、どこか引っかかる。

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 中央大や早稲田大、國學院大などライバル校の面々がスタンドを沸かせるなか、青学大勢が目立たないのだ。

 初日の2部1万mでは平松が13位、佐藤が17位、安島(あんじま)莉玖が 23 位。青学大勢が1万mで入賞(8位以内)を逃すのは19年以来、7年ぶりのことである。1500m、3000mSC、ハーフマラソンを含めた中長距離5種目での入賞者も最近5年で最少の5人。5000mでは小河原が入賞したが、1万mとの2種目で入賞者ひとりは0人だった19年に次いで少ない。

 むろん19年は、その冬の箱根を制している以上、関東インカレの不振が必ずしも箱根の成績と直結しない。だが、それにしても王者らしからぬ“低調”ぶりである。

関カレでの不振に原監督も「合宿、やりすぎたかな」

 なにか異変が生じているのだろうか? 小河原の話に耳を傾けていると、こんなことを明かす。

「監督から見れば(ピークを関東インカレに)合わせにきたと思うのですが、この1カ月間のなかでは、すごくハードな練習が多かったんです。それがすごく大きくて、ウチの1万m組も今回、ああいう形になってしまいました。監督も『合宿、やりすぎたのかな』とおっしゃっていました」

 かれらはたしかに関東インカレで快走するライバル校のトップランナーたちのように、キレキレの動きをみせたわけではなかった。疲れを残したままスタートラインに立ち、今回のトラックレースに臨んでいた。

 合宿、やりすぎたのかな――。

 そこには、4連覇に向けて強化策を講じる原の試行錯誤する姿があった。

<次回へつづく>

#2に続く
「(黒田)朝日さんの穴を埋めるのは難しい」“箱根駅伝の皇帝”青学大が関東インカレまさかの苦戦? それでも“新戦力”選手に感じた「王者の強さ」
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