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「裏ではギスギスなチームもあるけど」W杯日本代表GK鈴木彩艶、早川友基、大迫敬介は素晴らしい関係性…ただ「酷なポジションです」黄金世代GKがズバリ
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生島洋介Yosuke Ikushima
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/06/11 11:01
大迫敬介、鈴木彩艶、早川友基。今大会のW杯GKチームの雰囲気は素晴らしいと南雄太は語る
「ポジションが1つしかないからこそ、裏ではギスギスしているチームも正直あります。でも、今の代表の3人を見ているとそういう雰囲気は全く感じませんね。話を聞いていると人間性が素晴らしい。彩艶なんて誰もが好青年だというし、本当に真面目でストイック。自分が出場していない時でもチームのために戦い、お互いをリスペクトする関係性が出来上がっているんだなと、外から見ていても感じます」
ただし、どれほど素晴らしい関係性が築かれていようと、GKというポジションが持つ残酷な性質が変わることはない。
「自分もそうでしたが、序列ははっきりしています。しかも、特に代表レベルではそれを変えるのは並大抵のことではありません。キーパーの交代が起こるのは、試合中の退場や怪我といったアクシデントか、チーム状態が悪く失点が続いている時、あるいは正GKのパフォーマンスが明らかに落ちている時くらい。つまり、何も問題がない良い状況で、控えに出番が回ってくることはほぼないんです。
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交代してピッチに立つ時は、大抵がスクランブルで難しい状況で、しかも突然やってきたたった1度のチャンスで、明確な結果を出さなければならない。もちろん、レギュラーには常にプレッシャーが掛かりますが、2番手、3番手にも、ものすごく忍耐力と我慢が求められる、本当に酷なポジションなんです」
彩艶から定位置を奪うためには…シビアな現実
早川や大迫は、どうすれば鈴木のポジションを奪うことができるのか。南はその条件についてシビアな視点から指摘する。
「よく『どうやったら彼らが彩艶に追いつけますか』と聞かれるのですが、僕は『日常を変えるしかない』と答えています。彩艶にとっては、週末になればインテルやミランと対戦し、世界有数のストライカーのシュートを受けるのが日常です。大迫君も早川君もJリーグで素晴らしいプレーをしていますが、W杯のような国際舞台に立ったときにどこまでできるかは未知数。各国の代表レベルの選手と戦う経験や慣れは、その場にいないと得られないと思います」
だからこそ、日常を変えるために欧州へ渡る。まさにフィールドプレーヤーが辿ってきた過程と同じだ。

