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「裏ではギスギスなチームもあるけど」W杯日本代表GK鈴木彩艶、早川友基、大迫敬介は素晴らしい関係性…ただ「酷なポジションです」黄金世代GKがズバリ
posted2026/06/11 11:01
大迫敬介、鈴木彩艶、早川友基。今大会のW杯GKチームの雰囲気は素晴らしいと南雄太は語る
text by

生島洋介Yosuke Ikushima
photograph by
Kiichi Matsumoto
早川、大迫それぞれの強みとは
セリエAで揉まれる鈴木彩艶が日本代表の正GK争いをリードする一方で、Jリーグに所属する2人のGKもハイレベルな争いを繰り広げている。鹿島アントラーズの早川友基と、サンフレッチェ広島の大迫敬介だ。かつて黄金世代の一員としてワールドユース決勝の舞台に立ち、Jリーグでも666試合に出場するなど長く活躍した南雄太は、彼らの能力も高く評価する。
明治大から鹿島に加入して6年目の早川は、昨季J1リーグ最多セーブ数を記録して優勝に貢献。GKとしては楢崎正剛以来となるJリーグMVPに輝いた。代表には昨年7月のE-1選手権で初選出され、瞬く間に定着。そのままW杯メンバーの座をつかんだ。
「早川君は、今日本でナンバーワンのシュートストッパーだと思います。決定的なピンチを何度も救っていて、鹿島にもたらした勝ち点は相当な数に上るはず。彼には日本人には珍しいほどのパワーがあり、かつ身体をしなやかに動かせる。だから逆を突かれたり体勢を崩されたりしても無理が利くんです。今年は鹿島が下からのビルドアップに取り組み始めたことで、彼の足元の技術の高さも垣間見ることができました」
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早川より一学年下の大迫は、広島ユースから2017年にトップ昇格。2019年には早くもレギュラーに定着し、J1ですでに209試合に出場してきた。代表初招集も2019年の5月と早い。南は大迫の特長と成長の軌跡を次のように分析する。
「大迫君は守備範囲が非常に広く、クロスボールに対して積極的に前に出ていく姿勢が大きな魅力です。若い頃はそれが裏目に出てしまい、ミスにつながる場面もありました。しかし、試合経験を重ねる中でそのプレーが洗練され、今では『出る・出ない』の判断がすごく良くなっています。動きのスピードも非常に速く、シュートを止める能力もトップクラスですね」
裏ではギスギスしているチームも正直あるけど
GKはクラブでも代表でも3人以上が登録されているが、ピッチに立てるのは基本的にひとりだけだ。激しいライバル関係があると同時に、GKコーチを含めたGKチームだけでトレーニングする時間も多く、関係性やチームの雰囲気にはメンバーの色が出るという。

