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“プロレスの洗礼”を浴びたウルフアロンの逆襲…地上波で“強いウルフ”は見られるのか?「この力すべてを…」巡業先でカメラマンが聞いた“ある言葉”
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原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/05/29 11:03
勝利を確信してTシャツを引き裂くウルフアロン。6月14日には大阪城ホールで成田蓮に挑む。5月3日、福岡国際センター
巡業先で遭遇したウルフが言った“ある言葉”
ウルフが最初に見たプロレスの試合は、2016年1月の石井智宏と柴田勝頼によるNEVER無差別級のタイトルマッチだった。
「自分の持っている力をすべて出し切って、そのうえで相手の上を行く戦い方だったんですね。柔道家だった僕は、『ああ、こういう戦い方もあるんだな』と思った。僕自身の柔道スタイルは、相手の技を封じて自分のゾーンに持っていくものだったんですけど、自分の持っているものをすべて出して、相手が打ってくるものをすべて受けて上に行くっていうその気迫、気概みたいなものがすごく新鮮で感銘を受けて。僕もいつかプロレスラーになりたいという気持ちになった」
「今、こうやって自分がNEVERのベルトをかけて戦えるということは光栄に思いますけれど、もともと僕が知っているベルトの価値が少し落ちてきているんじゃないか。ベルトの価値を戻したいという気持ちが強い。それができるのは僕やボルチン、自分の力をすべて出せる選手だと思う。僕がベルトを取り戻して、ベルトの価値をもとの状態、何ならもっと上に引き上げていきたい」
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「どんなことをされても、勝った方が強いんだというふうに捉えることができる。一人ひとり戦い方は違いますけれど、自分の強さを証明するためには、このプロレスのルールというのは、僕にとっていい。合っているんじゃないかな、と」
夜、巡業先の居酒屋で偶然、ウルフに会ったことがある。確か、こんなことを言っていた頃だと思う。
「昔から『MARVEL』が好きで、まあ高校生の時からずっと『MARVEL』を見続けてるんだけど、その『スパイダーマン』の中で好きな言葉があって。『大いなる力には、大いなる責任が伴う』。あのハウス・オブ・トーチャーのやり方はね……。たしかに力はあるよ。でも、その責任のことは全く考えてない。力を持ってるんだったら、その力を責任もって使わないと。何が起こるかわかんねえよ。まあオレは、これまで鍛えてきたこの力すべてを、責任もって相手にぶつけさせてもらう」

