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“プロレスの洗礼”を浴びたウルフアロンの逆襲…地上波で“強いウルフ”は見られるのか?「この力すべてを…」巡業先でカメラマンが聞いた“ある言葉”
posted2026/05/29 11:03
勝利を確信してTシャツを引き裂くウルフアロン。6月14日には大阪城ホールで成田蓮に挑む。5月3日、福岡国際センター
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原悦生Essei Hara
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Essei Hara
眠っていたオオカミが目を覚ました。ウルフアロンの眼光が鋭くなった。
5月22日、後楽園ホール。藤波辰爾の主宰するドラディションのリングで、藤波と成田蓮のシングル戦があった。場外戦もあり、高橋裕二郎の介入はあったが、試合は比較的ノーマルに行われた。ドラゴンスクリューやドラゴンスリーパーで奮闘した藤波だったが、72歳という年齢は如何ともしがたく、最後はコーナートップロープからのヒザ攻撃で成田が藤波をフォールした。
成田はその後も高橋と一緒に藤波を踏みつけ、いたぶった。そこに姿を現して藤波を救ったのがウルフだった。
藤波辰爾の助言「プロレスに慣れ過ぎないことだね」
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Tシャツにジーパン姿だったが、ウルフはきれいに成田を投げた。「背負い投げ、どうでした?」とウルフが自信あり気に笑った。
「オイ、成田。今日、ここで藤波さんと試合するって聞いて、お前が悪いことできないように監視してたんだよ。オレとお前の決戦は6月14日大阪城ホール。そのNEVERのベルト、必ず取り返してみせる。その日まで震えて眠れ!」
デビュー55周年を現役のまま迎えた藤波は、「これリングシューズ、新調したんですよ」と真新しい黒のシューズを見せてくれた。
「バリバリやってた頃でもシューズは10年は持つものだからね。気持ちを新たにですよ。まだ怒りが残っていますよ。成田を甘く見ていたわけではないけれど、いい刺激をもらいました。カツを入れられた。現役バリバリだからね。負け惜しみじゃないけれど、コンディション整えてね。ウルフにも今度はリングシューズとトランクスで、うちのリングに上がってほしいな」
藤波はリングに上がり続ける意思を示した。
ウルフが成田に言い放った“大阪城”に、藤波が反応した。
「大阪城にはいろいろ思い出(vs.前田日明など)があるけれどね。オレの分まで、アイツをぶっ壊して。ウルフの、あの馬力は自分にも欲しいね。攻略法? あのパワーをもってすればね。オレがアドバイスとか言うよりもね。彼もいい意味で日本のマットに慣れてくれば動きも変わるけれど、反対にね、プロレスに慣れ過ぎないことだね。どっかで荒々しさが大事じゃないかな」
藤波が言う“荒々しさ”とは「柔道をバックボーンにした」というウルフの考えと通じるものがある。技を連発する昨今のプロレスに一石を投じるものだ。ウルフの一発の力強い投げが、どれだけのインパクトを与えられるか。レジェンドの一言は重い。



