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“プロレスの洗礼”を浴びたウルフアロンの逆襲…地上波で“強いウルフ”は見られるのか?「この力すべてを…」巡業先でカメラマンが聞いた“ある言葉”
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/05/29 11:03
勝利を確信してTシャツを引き裂くウルフアロン。6月14日には大阪城ホールで成田蓮に挑む。5月3日、福岡国際センター
番組の掴みでどれだけウルフが視聴者を引き付けられるかが注目される。日本のプロレスが内側へ、内側へと幅を狭めている時代に、東京五輪柔道金メダリストの存在は外に向けてのアピールになる。毎日のように乱入が繰り返され、シングルマッチがシングルマッチとして機能していない新日本プロレスが、今回これにどう対処するかが問われる。秋にも今年3度目のプライムタイム地上波放送が計画されているというが、それは今回の視聴率次第だろう。
成田はただの無法者ではない。ちゃんとした戦いもできる。ウルフと1対1の試合をぜひ見てみたいと思う。
成田蓮の挑発「テメーも黒帯かけてこいよ」
5月9日に都内で行われた6.14大阪城ホール大会の公開記者会見で、ウルフは成田に背後から襲われ、黒帯で首を絞められた。
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「オレに2月に負けといてまたこのベルトに挑戦させろだ? ムシが良すぎるんだよな。テメーもな、ベルト持ってんだろ? なあ、この黒いベルト持ってんだろ、黒帯をよ。テメーも黒帯かけてこいよ。こっちはな、ベルトかけてんだ。お前は黒帯かけて大阪城に来い。ベルトも取れず、黒帯取られた情けねえ姿を、地上波でさらしてやるよ」
「黒帯の使い方、間違っている」とウルフは苦言を呈したが、もし負けたら「黒帯を返上する」とまで言わされた。「アイツには負けたくないので。全身全霊をもって倒しにいきます」とウルフは宣言した。
「苦汁を舐めさせられてきていたので。ここでしっかりと成田蓮に勝って、次のステージに進みたいと思っています。やっぱり、リングだったり会場を広く見る目が必要だと思います。ボルチン・オレッグ選手のNEVERの試合を見ていても、試合の途中からSHOが入ってくるじゃないですか。ああいうのってリングだけのことを考えていても、そっちの方になかなか意識が向かないんです。試合をするときはしっかりと相手に集中しながらも、四方八方に気を配っておかなきゃいけない。後ろに目がついていればいいんですけどね。それはできないので、気配を感じ取れるように、もっと五感、第六感まで研ぎ澄ます必要があるんじゃないかな」
何度も当たっているので、ウルフは成田のことをよくわかっている。
「ずるい戦い方してくるなというところはありますけど、足の関節の入り方だったり、要所要所で技術的な所は感じます。あとは、僕次第だなと思っています。僕はしっかりと気持ちを前に出してバチバチの戦いをしていくので、それにどう応えてくれるかだと思います」



