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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
衝撃の逮捕から一夜で涙の会見…巨人・阿部慎之助監督の辞任は”重すぎる処分”だったのか?「監督を続けることは許されないと考えました」
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph byJIJI PRESS
posted2026/05/27 17:40
衝撃の逮捕から一夜明けで辞任会見を行なった巨人・阿部慎之助監督
長女の手紙にあるように、父親の辞任で一番、トラウマを抱えることになったのは、おそらく長女自身のはずである。
また社会的に考えても、これだけの大事に発展したことで、児童相談所が動きづらくなったり、子供たちが駆け込むハードルが高くなってしまわないかという危惧もある。特に家庭内の暴力がまだ些細な段階やそれほど激しくない初期時点で、それでも思い悩む子供たちが「相談したら親が仕事を続けられなくなるのではないか」「家庭が崩壊するのではないか」と相談を躊躇するようなことになってしまわないか。巨人の監督の辞任という大問題に発展し、メディアの報道が大きいだけにそういう影響が出てくる可能性も憂慮されることになる。
プロ野球球団とその監督という公的な立場から、ケジメとしては辞任という結果は、ある意味、仕方ないものかもしれない。危機管理にスピード感は大事なのも理解できる。ただ、ファンの間にも事実関係が明らかになるにつれ、同情論が湧き上がっているのも確かだ。すでにサイト上では「阿部慎之助監督の復帰を求めます」という署名サイトが立ち上がり、アジア初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ−1・0」などの映画を監督した山崎貴監督は「この事件はAIに惑わされる人類って意味でも、人間の力で元に戻さないといけない奴」と指摘し、署名サイトへの賛同を呼びかけている。
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「暴力」という言葉だけではなく、事実経過とその背景にあったものを考慮すれば、今回の辞任、事実上の“解任”は、あまりに早急で、あまりに重い処分だった。
