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巨人・阿部慎之助逮捕から3時間後、すでに”解任”は決まっていた? 球団史上初”外様監督”橋上秀樹コーチ指名の舞台ウラ…来季監督人事への布石か

posted2026/05/27 17:41

 
巨人・阿部慎之助逮捕から3時間後、すでに”解任”は決まっていた? 球団史上初”外様監督”橋上秀樹コーチ指名の舞台ウラ…来季監督人事への布石か<Number Web> photograph by JIJI PRESS

阿部慎之助監督の辞任後、巨人監督代行を務める橋上秀樹

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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 前代未聞の阿部慎之助前監督の家族への暴行、逮捕による辞任は、“名門球団”巨人の歯車を大きく動かすことになるかもしれない。

 5月25日夜、阿部前監督が長女への暴力行為で警視庁渋谷署に逮捕された事件に対して、巨人の対応は早かった。

 阿部前監督が逮捕されてから約3時間後の23時過ぎには国松徹代表取締役社長がコメントを発表。

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「暴力は絶対に許されないことで極めて深刻に受け止めています。交流戦前夜に重大な不祥事を起こし、全てのプロ野球関係者とファンの皆さまに謝罪します。阿部慎之助監督については進退を含め処分を検討します。明日以降は橋上秀樹オフェンスチーフコーチに監督代行を努めてもらいます」

 すでにこのコメントを発表した時点で、事実上の“監督解任”はスタートしていたということだろう。

 翌26日の昼前には阿部前監督が東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナーに辞任の意向を伝え、山口オーナーも申し入れを受理。正式に退任が決まった。

 阿部前監督の会見後に報道陣の取材に応じた山口オーナーは、25日の夜に橋上コーチに連絡し、監督代行を要請したことを明らかにした上で「(今季)最後までというつもりで受けていただきました」と語っている。肩書き的には監督代行で、来季の監督人事に関しては「まったく白紙です」としている。実質的には、短期的でも橋上コーチを“後任監督”として指名した形となった。

「生え抜きの球団OB」という不文律

 ここで一つのカギになるのが、監督代行に巨人でプレー経験のない、橋上オフェンスチーフコーチを指名したことだった。

 いうまでもなく巨人の監督は「生え抜きの球団OB」という不文律があった。

 過去には川上哲治監督時代に同監督が退場となり、中日OBで巨人でプレー経験のない牧野茂ヘッドコーチが引き継いで試合の指揮を執ったことがある。ただ、代行とはいえシーズンの指揮を「生え抜きの球団OB」以外に委ねるのは、92年間の巨人の球団史の中で初めてのこととなる。

 もちろんこの不文律を死守するという選択肢もあったはずだ。

【次ページ】 橋上コーチ指名の舞台裏

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