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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
衝撃の逮捕から一夜で涙の会見…巨人・阿部慎之助監督の辞任は”重すぎる処分”だったのか?「監督を続けることは許されないと考えました」
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph byJIJI PRESS
posted2026/05/27 17:40
衝撃の逮捕から一夜明けで辞任会見を行なった巨人・阿部慎之助監督
会見では阿部前監督の代理人が長女から託された手紙を代読。
「殴る蹴るなどといった事実はございません。報道では殴られたなどとありましたが、私の過度な状況説明によって報道内容が事実と異なってしまった」
「警察が来て、一番、驚いているのは自分自身ですし、父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました」
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自らの意思で書き記したものであることを伝えた上で読まれたこの手紙通りに受け取れば、本来なら家族間で終わっていたはずの出来事だった。それを生成AIに相談したことで、児童相談所への“通報”へと発展。取材によると長女がかなり激しい口調で相談所の担当者に事実関係を伝えたことで、緊急性を感じた担当者が110番通報。緊急事案として現場に駆けつけた警察官により逮捕に至ったという経緯だったようだ。
球団の“厳しい処分”の是非
もちろん暴力は許されない。
昔なら子供の躾のために手を上げることは、珍しいことではなかったかもしれないが、今の世の中では家庭内暴力、DVとして決して許されることではない。
阿部前監督の会見後に取材に応じた山口オーナーは「暴力は許されない。私も監督を続けることは許されないと考えました。数カ月、休んで(謹慎して)戻れるということはありません」と辞任を受理した理由を語った。プロ野球の監督という公的な立場の人間が起こした“事件”として、球団が厳しい処分に至ったことはある意味、理解できる。
ただその一方で、事実関係が明らかになっていくに従い、あくまで家庭内で処理できたことだったことは明らかである。これが果たして監督を辞めなければならないような出来事だったのか。「数カ月休み」謹慎処分の上で、飲酒上の不祥事だったならば、たとえば阿部前監督が断酒を公に誓うなどして出直せば、それで済む問題だったのではないかとも思う。
阿部監督辞任劇による余波
そしてこの辞任劇により生まれる余波も非常に気になるところである。

