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「ウチで現役を続けませんか?」あるNPB球団からの電話…DeNAを退団、プロ野球を去った大和がついに告白「引退発表を“直前で撤回”した本当の理由」
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph byJIJI PRESS、Hideki Sugiyama
posted2026/06/01 11:02
大和が今明かす、DeNA退団後の真実とは
「今までは結果が出なかったら結果が出るまで頑張ろうと思えていたけど、そんな感情も芽生えなくなっていた。気持ちがスパンと切れてしまったというか、自分の中で『やり切った』という感覚があったのかもしれません。それに、ベテランだからと気を遣われてベンチに置いてもらっている感じも嫌で……」
8月上旬、大和は自ら監督室のドアをノックした。
「これ以上、迷惑をかけたくありません。ファームに落としてください」
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当時の三浦大輔監督に直談判して2軍降格が決まった頃には、すでに引き際のタイミングが脳裏にチラついていた。
9月に入ると、再び1軍に招集された。それでも代打で結果を出せず、とうとう戦力外通告を受けた。
「ウチで現役を続けませんか?」
「このままスパッと辞めれば、あの緊張感や不安をもう感じなくてもいいのかという気持ちがありました。でも、やっぱり現役にこだわりたいという気持ちもゼロにはならなくて……」
DeNAからは引退試合や引退セレモニーの打診を受けていた。それらを断って現役続行の可能性をもう一度、模索した。だが、最後まで「もう十分頑張った」という感情を消し去ることはできなかった。
大和は10月上旬、ついにユニホームを脱ぐ決意を固めた。
それなのに、“野球の神様”はときに難しい選択肢を与えてくるものである。
あとは引退発表の日時を決めるだけ。そこまでの段階に入っていたタイミングで、スマートフォンが震えた。あるNPB球団の編成担当者からの電話だった。
うちで現役を続けませんか?
そんな内容で問いかけられた瞬間、大和は真っ先に自身の体の状態に考えを巡らせた。
果たして、この体で来年もプレーできるのか?
すぐに答えは出せなかった。

